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デッキ構築型の3D探索サイコホラーゲーム『Photogenic Minds : Identity』が9月16日に発売決定。あわせてSteamストアページも公開。写真撮影でカードを生成しループしながら不気味な回廊を踏破しよう

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 国内の個人ゲーム開発者である727NotHoundは8月10日、『Photogenic Minds : Identity』Steamストアページを公開し、本作を9月16日に発売すると発表した。

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(画像はSteam:Photogenic Minds : Identityより)

 『Photogenic Minds : Identity』はデッキ構築型3D探索サイコホラーゲームだ。ゲームプレイは3Dの回廊でループしながら撮影を行い、撮影した際に発動する効果と組み合わせで「デッキ構築」することが中心となる。

 物語の舞台は超常多発都市「レデルリン」。主人公のジェニファー・サイレントフォールは毎朝発見される身元不明の異常な遺体と、発見すらされない行方不明者の調査をする探偵業を生業としている。しかし、探偵業はあくまでも表の顔であり、彼の本業は回廊から死者の魂を持ち帰ることだ。

『Photogenic Minds : Identity』が9月16日に発売決定。デッキ構築型ホラー_002
(画像はSteam:Photogenic Minds : Identityより)

 本作にてプレイヤーはジェニファー・サイレントフォールとなり、ループする回廊で「被写体」と呼ばれるオブジェクトの撮影を行う。撮影したオブジェクトは「写真」となり固有の効果を発揮するため、プレイヤーはさまざまな「写真」を撮影しながら周回し、徐々に回廊の奥へ進んでいく。無事に回廊を踏破し、終点に存在する「死者の魂」を捕獲すればゲームクリアだ。

 なお、Steamストアページではゲームシステムの詳細は明かされていないものの、本作の開発のために制作された試作『Playable Mockup』に近いシステムである可能性が高い。

 仮に『Playable Mockup』と同様のシステムであれば、時間を操作する効果の「写真」を何枚か使用し、ゲーム開始時の深夜0時から正午12時まで進行させることで「死者の魂」が出現する。回廊で無事「死者の魂」を撮影すればゲームクリアとなる。

 『Playable Mockup』では、主人公のステータスとして撮影可能な枚数を決定する「フィルム数」、ループの開始時に前の周回で獲得した写真を撮影するための「枠」と「電力」、主人公のSAN値を奪う脅威の駆除に必要な「駆除能力」という値が設けられている。そのため、プレイヤーは時間操作のみならず、ステータスを強化する効果の写真も撮影する必要がある。

 また、『Playable Mockup』ではフィルムを使い切ることでループがリセットされ、次の周回の開始時には前の周回で撮影した写真を「電力」と「枠」を消費して再び撮影できる仕様となっている。これらのシステムにより、同作は不気味で緊張感のある空間の中、「デッキ構築型」らしい頭脳戦を楽しめるものとなっていた。

 いっぽうで、『Photogenic Minds : Identity』のスクリーンショットではフィルムと「駆除能力」のアイコンのほかに新たなアイコンが追加されており、ロケーションも和風の建築電車と思わしき空間も追加されている。おおまかな要素は『Playable Mockup』を踏襲していながらも、試作版から大いに変化した作品になりそうだ。

 『Photogenic Minds : Identity』では死者の特性と名前を推理する「論理パズル」要素が道中で用意される。こちらはより頭を使う要素が強いコンテンツとなるが、強力な「探偵道具」を持ち込むことで、強引に全てを解決することも可能だという。

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(画像はSteam:Photogenic Minds : Identityより)

 本作の開発者である727 Not Hound氏は7月26日に4人のキャラクターを同時に操作する3D探索ホラー『国際指定怪異123号 廃村』リリースしているほか、『Photogenic Minds : Identity』のプロトタイプの無料版「P.M. プレイアブル・モックアップ Ver1.10」を配信しており、発売までに遊んでおくのもオススメだ。

 撮影ギミックとデッキ構築ゲームのシステム、そしてホラーゲームが融合したキメラのような魅力を放つ本作。興味がある読者はSteamストアページにアクセスしてウィッシュリストに登録しておこう。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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