Humble Bundleはプログラミングや機械学習をテーマにしたゲーム7種類を集めた「Level Up and Learn: Programming Games」バンドルを、9月17日(土)までの期間限定で販売中だ。こちらは10ドル(約1500円)以上を支払うことで、7タイトル分のSteamキーを入手できる形となる。
紹介ページのトップに登場する『ラーニング ファクトリー』は「ネコ様たちを幸せにする」工場建設ゲームだ。プレイヤーはネコ様用の高級グッズを生産して売る工場のチーフエンジニアとなり、彼らのハートをつかむグッズの研究開発を行いながら、生産ラインを効率化していくこととなる。
本作における最大の特徴は、ゲーム内にて実際の機械学習を利用している点である。プレイヤーが工場で作り、販売したグッズのデータを分析し、ネコ様たちの心のありようを解明していくプレイングが楽しめるという。
『ラーニング ファクトリー』は記事執筆時点では早期アクセス版という扱いであるものの、Steamストアページによれば「線形回帰」と「多項式回帰」のふたつの機械学習モデルが実装されているとのこと。ゲーム自体は「いくら失敗しても大丈夫!」と謳われていることからカジュアルに遊べる作品のようなので、興味を持たれた方はぜひ実際にプレイしてみてはいかがだろうか。
ネコにちなんだ作品として、本バンドルには『while True: learn()』も収録されている。こちらはプログラミングが得意な愛猫のため、機械学習やビジュアルプログラミングを駆使してネコ語翻訳システムを構築するという作品だ。そういった技術に興味がある方、そして“かしこいネコちゃんが好き”な方におすすめのゲームであるという。
本作で構築されるものは現実の機械学習テクノロジーにおおむね基づいているものの、画面内のオブジェクトをドラッグしたり、線でつなげるといった直感的な方法でプログラミングを行えるため、知識や経験のないプレイヤーでも進んでいくことができる。
バンドルにふくまれるゲームのひとつ『ヒューマン・リソース・マシーン』は、小さな従業員をプログラミングしてパズルを解くといった作品だ。ゲーム中では二進法やタグ、複雑な記号などは登場しないため、ゲーム感覚でプログラミング的な思考力を養っていくことができる。
どこか狂気も感じさせるキャラクターたちのビジュアルなど、独特の雰囲気もあいまって本作は高い評価を獲得している。また、続編にあたる『7 Billion Humans』も本バンドルにふくまれているので、気に入った方はたっぷりと世界に浸ることもできるだろう。
そのほか、こちらのバンドルにはプログラミング言語を使ってパズルを解く『TIS-100』や『SHENZHEN I/O』、コンピュータウイルスを制作する『EXAPUNKS』と、『オーパス・マグナム』などで知られるZachtronics製のタイトルも複数収録されている。
「Level Up and Learn: Programming Games」バンドルは、Humble Bundleにて日本時間の9月17日(土)午前10時ごろまで販売中。本来であれば99ドル(約1万4000円)相当のゲームが、10ドル(約1500円)で手に入る破格のキャンペーンとなっているので、興味を持たれた方はぜひ購入を検討してみてはいかがだろうか。