『ペルソナ』や『真・女神転生』シリーズの作曲家として知られる目黒将司氏は9月12日(月)より、オリジナルRPG『ガンズ・アンダークネス』(Guns Undarkness)のクラウドファンディングキャンペーンをKickstarterで開始する。
9/12(日本時間では12日の夜中)にキックスターターにてクラウドファンディングを行うことにしました!
— 目黒将司(Shoji Meguro) (@s_megarock) September 9, 2022
もしよろしければぜひ皆様見にきてください。
事前登録ページはこちらです。https://t.co/a5RiGCkSII
目黒将司氏はもともとアトラスに所属していたクリエイターであり、『ペルソナ』や『真・女神転生』シリーズ、『キャサリン』などの作曲を担ったほか、PSP向けの『ペルソナ』シリーズではクリエイティブディレクターも務めてきた。
同氏は2021年10月にアトラスからの退社を発表。フリーランスのゲーム開発者として初めて正式に手がけるのが本作『ガンズ・アンダークネス』である。2021年11月の「INDIE Live Expo Winter 2021」で発表され、Steamストアページも公開されていたが、今回クラウドファンディングキャンペーンを開始することとなった流れである。
本作は『メタルギアソリッド』や『ペルソナ』にインスパイアされたRPGであり、ステルス要素とターン制コマンドバトルを組み合わせた戦略的な作品になるという。核戦争後の荒廃した世界を舞台に、民間軍事会社(PMC)の社員として任務をこなしていくという物語を描くようだ。
ゲーム中では最大3人の仲間と行動し、カバーポイントの指示を出すなど指揮を執ることが可能。さらにチームメイトと親しくなることで戦力的にも恩恵を受けられる人間関係システムを搭載している。レベルアップでパラメータを上昇させたり、パーツや素材を集めて銃の制作やカスタマイズを行ったりと、成長要素も充実の内容となる。
開発体制としては目黒将司氏がゲーム中に使用される全楽曲を制作し、『ペルソナ3』で同氏とタッグを組んだ作詞家であるロータス・ジュース氏も参加。『攻殻機動隊 SAC_2045』に携わったイリヤ・クブシノブ氏がキャラクターデザインを担うなど、豪華な開発メンバーが結集しているそうだ。
クラウドファンディングに向けては「ヴィジュアル面の問題を解決し、細部まで磨き上げたい」とのこと。キャンペーンを通して支援と早期のフィードバックを集め、ゲーム内容の改善に取り組んでいく姿勢を表明した。
クラウドファンディングの目標が達成された際には『ガンズ・アンダークネス』は2023年12月にPC向けにリリースされる予定だ。さらにストレッチゴールの達成により「Nintendo、PlayStation、Xbox向け」の配信も予定しているという。本作の詳細については、以下のリリースも参照されたい。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
『ペルソナ』や『真・女神転生』シリーズの作曲家として知られる目黒将司氏が2022年9月12日、キックスターターにて自身のオリジナルゲームプロジェクトである『Guns Undarkness(ガンズ・アンダークネス)』を開始することをお知らせいたします。このキャンペーンは2022年10月15日まで継続され、イニシャルゴールは$30,000になっています。
『Guns Undarkness』は未来の世界を舞台にしたSFで、ステルス要素と激しいターン制コマンドバトルを組み合わせた戦略JRPGです。プレイヤーは2045年の民間軍事会社(PMC)の社員となり、核戦争後の荒廃した世界で仲間と共に任務をこなしていきます。人類の革新のために戦い、真実の愛を探す登場人物たちにフォーカスを当てたゲームストーリーになっています。
主な特徴
『メタルギアソリッド』や『ペルソナ』にインスパイアされたターン制戦略RPG
チームメイトと親しくなることで主人公に力を与える人間関係システム
舞台は破滅の危機に陥った未来の世界
目黒将司氏(『ペルソナ』、『真・女神転生』)、イリヤ・クブシノブ氏(『攻殻機動隊 SAC_2045』、『バースデー・ワンダーランド』)ロータス・ジュース氏(『ペルソナ3』)が結集
ゲームプレイ
フィールドでは、プレイヤーは主人公を操作し、最大3人の仲間を率いて攻略します。ハンドシグナルボタンで仲間が身を隠すことのできるカバーポイントを指定し、GOボタンで仲間をカバーさせます。
敵シンボルを発見したら構えて射撃することができます。プレイヤーのチームが完全にカバー状態で敵を撃つと総攻撃ボーナスチャンスです。この時間内に連射した分、バトルが始まる前に敵のヒットポイントを削ることができます。カバー状態じゃなくても、敵シンボルを射撃するとターン制バトルへと移行します。
バトルには通常攻撃(ATTACK)や、SPを消費して強力な攻撃を繰り出すスキル(SKILL)といった幅広いコマンドが用意されています。また、ガード(GUARD)、ムーブ(MOVE)、武器(WEAPON)、アイテム(ITEM)、エスケープ(ESCAPE)、キャラクターの防御スーツであるTAGSについてのコマンドも用意されています。
カバー状態から攻撃する場合のSP消費はありません。この時にスキルを解き放つことで戦略的ゲームプレイが可能となります。敵の弱点を突くことで大ダメージを与え、カバーに移行できます。
攻撃側の銃と、ターゲットのTAGSとの相性によってダメージが左右されます。敵の相性が防御(DEFENCE)だった場合ダメージが減少することもあります。強力なスキルに加えて、特殊なバフやデバフを付与できる銃も存在します。
バトルに勝利することでプレイヤーのチームはキャラクター経験値と銃経験値の2種類の経験値を取得できます。レベルアップによりキャラクターのステータスパラメーターが上昇し、銃の使用可能スキルも解放されます。また、パーツを追加することで銃の性能を強化することができます。シナリオが進むと設計図が手に入り、素材を集めて新しい銃の作成も可能となります。
ミッションが無い時にはプレイヤーはアジトである強襲揚陸潜水艦『マルーン号』で過ごします。クエストパネルよりクエストを受注したり、ワールドマップから上陸地点を指定してショップなどの様々な場所に行くことができます。
ストーリー
2045年、近代技術の力強い発展の恩恵を受け人類はしばしの小康状態を味わっていた。しかしそれと同時に持つ者と持たざる者との社会格差が深刻な問題となり、持たざる者の中に原始主義を掲げたグレートリセットを目論む者が現れた。
「千のプラトー」。彼らの持つ2発の核ミサイルを引き金に世界は大規模な核戦争となる。
そしてグレートリセットは完遂されたのだった。
主人公は民間軍事会社の一員としてこの難局を仲間とともに乗り越えていきます。
そしてこの荒廃した世界で真実の愛を見つけ出し、人類を革新させることができるかはあなたの行動にかかっています。
2021年11月に初めて公開された『Guns Undarkness』は、株式会社アトラスから離れてフリーランスのゲーム開発者となった目黒氏が正式に手掛ける初のプロジェクトです。『ペルソナ』や『真・女神転生』シリーズの作曲家として知られる同氏はPSP向けの『ペルソナ』シリーズのクリエイティブディレクターも務めた上、何年もインディーのRPGを自身で開発してきました。
目黒氏はゲームデザインだけではなく、『Guns Undarkness』に使用される全楽曲を制作します。このプロジェクトではキャラクターデザインにイリヤ・クブシノブ氏(『攻殻機動隊 SAC_2045』)と、目黒氏と2006年に『ペルソナ3』にてタッグを組んだ作詞家のロータス・ジュース氏(『ペルソナ』シリーズ)が結集します。
「キックスターターを通して、ファンの方から支援と早期のフィードバックを頂いて『Guns Undarkness』をより良いゲームにしたいと思っています」と目黒氏は話します。「支援してくださる方の力を借りてヴィジュアル面の問題を解決し、細部まで磨き上げたいので、どうぞご支援をよろしくお願いいたします!」
このキックスターターキャンペーンはプロジェクトの支援者に多くのリワードティア、コミュニティゲーム、ストレッチゴールを用意しています。現時点でのリリース日は2023年12月です。目標達成の際には『Guns Undarkness』がPC向けに、そしてストレッチゴール達成の際にはNintendo、PlayStation、Xbox向けにリリースされます。
https://www.kickstarter.com/projects/meguroshoji/guns-undarkness