JR東日本は『JR東日本トレインシミュレータ』(JR EAST Train Simulator)をPC(Steam)向けに、開発中のゲームをリリースする早期アクセスを通じて配信開始した。
本作はJR東日本の実在の路線を舞台に、実写の映像を用いたリアルな運転を体験できるシミュレータ。実際の運転士が訓練として使用する業務用シミュレータが、一般家庭のPCから遊べるようになるといったものだ。
使用される映像や走行音はJR東日本で実際の車両を用いて撮影、収録を行ったもの。高精細の映像で本物の運転士と同じ目線で運転を体感しつつ、リアリティあふれる走行音を味わうことができる。
ゲーム画面の計器パネルには速度計などが表示され、プレイヤーの操作や車両の速度などに応じて動作する。体験する車両の形式が変われば表示もそれに応じて切り替わるなど、車両の内側まで忠実に再現されたものとなっていることがうかがえる。
今回、配信がスタートした早期アクセス版では「八高線(キハ110系) 上り 高崎~群馬藤岡間」と「京浜東北線(E233系1000番台) 南行 大宮~南浦和間」のふたつの路線・区間を収録。早期アクセス期間はおよそ1か月から3か月程度とアナウンスされている。
フルバージョンでは運転できる路線が変更となるほか、追加でダウンロードコンテンツを購入することでさらに長距離の区間を運転できるようにするとしている。くわえて外部コントローラへの対応も予定しているそうだ。
『JR東日本トレインシミュレータ』はPC(Steam)向けに現在早期アクセス版を配信中、価格は980円となる。非常に本格的なシミュレータを手ごろな価格で体験できるチャンスのため、気になる方はぜひ購入を検討してみてはいかがだろうか。