【10/3 15:18アップデート:記事の告知ツイートに誤字があり意味するところが逆の意味になっていました。お詫びして訂正いたします】
USB Implementers Forumは、現在のロゴを簡素化し、消費者が何を購入しているかをより簡単に理解できるようにするため、新しい「USBロゴの表記ガイドライン」を発表した。
「USB Implementers Forum」(USB-IF)は、USBの仕様と技術の進歩の促進、およびそれらの採用のためのサポートとフォーラムを提供するために結成された非営利団体。
USBは1996年にリリースされたが、それに先駆けてUSBを開発していたマイクロソフト、NEC、Intel、Digital、IBMなどの企業グループによって1995年に設立され、現在はマイクロソフト、Apple、HP、ルネサス エレクトロニクスがメインの企業として構成されている。
今回はUSB-IFは、新しい「新しいUSBの表記ガイドライン」を発表し、USB 3.x以上で使われていた「SuperSpeed」のロゴを廃して、USB4の規格およびUSB PD 3.1用に開発されたロゴを全面的に採用する。データ伝送速度が大きく表記されているのが特徴となっている。
ただしUSBはオープンな規格であるため、こうした表記ガイドラインの使用は必須ではない。USB-IF認証を取得し、ロゴライセンス契約を締結したUSBケーブル、充電器、説明書などに使用が限られており、USB-IFのメンバーになるか、そうでない場合は使用料を購入する必要がある。
とはいえ消費者にとってはUSBのわかりづらい表記が是正されていくのは朗報だ。今後、こうしたデータ伝送速度が一目でわかるロゴの普及を願いたい。