アメリカとイギリスを拠点とするデベロッパー(開発元)のRainyGamesは10月16日、RPG『SunnySide』の最新映像を公開した。
執筆時点でSteamのストアページが開設されており、発売時期は未定。トレーラーの表記によると、SteamのほかEpic Games Store、Nintendo Switch、PS5、Xbox Series X|Sに対応予定だ。
『SunnySide』はオープンワールドファーミングJRPGと題された農業シミュレーションゲームとJRPGが融合した作品だ。プレイヤーは架空の日本の田舎町「サニーサイド」に引っ越してきた人物となり、自給自足で農業や住人とのコミュニケーションを行うこととなる。
Steamストアページによると本作は特に農業の「自身の食べ物を自分で作る」点に注力しており、畑作や酪農、養鶏、釣りのほか、醤油の醸造やチーズ作りと言った発酵食品の制作、小麦の加工が行える。また、自身の拠点のキッチンをカスタムすれば食材からさまざまな料理を制作可能だ。
日本の田舎町が舞台の本作だが、伝統的な手法による自給自足の生活のみならず、現代のテクノロジーを生活に導入できる。ソーラーパネルや電動ウォーターポンプ、ドローン、食料生産用の機材を導入できるため、テクノロジーによる効率化と伝統的な文化や手法が調和した生活を楽しもう。
今回公開されたトレーラーでは住人とお出かけするシーンやパーティー、ドローンレースをする場面のほか、以前は詳細不明であった戦闘パートの映像が多数収録されている。
本作では高山で宝石の発掘作業が行えるが、そこには主人公に敵対する鬼や獣、河童のようなクリーチャーが跋扈している。そのため、プレイヤーは剣や斧、弓、魔法を駆使して戦うこととなる。
トレーラーを参照すると、戦闘シーンのグラフィックUIは軽快なアシッドジャズ風BGMと相まって『3』以降の『ペルソナ』シリーズ作品を想起させる仕上がりだ。また、「ながれる水」、「強い風」、「発芽する地球」、「燃える炎」などシュールな日本語が記されたカードも登場しており、戦闘のギミックとしてカードシステムが用意されることが伺える。
また、プレイヤーのお供として赤いボディの浮遊する猫型ロボットも登場しており、戦闘や生活パートを助けてくれるようだ。
このほかに本作では、住人の悩み事を聞いて親しくなり、大切なパートナーになることや、自身のビジュアルやインテリアのカスタマイズなど、幅広いゲームプレイが用意された作品となる。
少し現実とは異なるシュールな日本の生活を楽しめる本作。執筆時点で日本語の対応は発表されていないが、興味がある読者はウィッシュリストに登録して発売を待とう。