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第一次世界大戦下のフランスで行方不明の兄を探すサバイバルホラーゲーム『CONSCRIPT』が開発中。舞台はドイツ軍とフランス軍が繰り広げた「ヴェルダンの戦い」。レトロで無骨な作風で陰惨な戦場を徹底的に描く

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 ゲーム開発スタジオのCatchweight Studioは第一次世界大戦が舞台のサバイバルホラーゲーム『CONSCRIPT』を開発中だ。

 対応プラットフォームはPC(SteamGOG.com)で、ストアページでは発売時期や価格は明かされていない。なお、執筆時点では無料の体験版が配信されている。

サバイバルホラーゲーム『CONSCRIPT』が開発中。第一次世界大戦下で行方不明の兄を探す_001
(画像はSteam:CONSCRIPTより)

 『CONSCRIPT』は第一次世界大戦中の1916年を舞台とする俯瞰視点のサバイバルホラーゲームだ。3DCGモデルをピクセルアートのように描画するアートワークで、古典的なサバイバルホラーゲームを踏襲したゲームシステムが特徴だ。

 本作における重要なモチーフは、フランス共和国内のヴェルダンを舞台にドイツ軍とフランス軍が繰り広げた「ヴェルダンの戦い」だ。フランス人兵士の主人公は、この戦いの最中で行方不明になった兄を探すこととなる。

 ゲームプレイはサバイバルホラーらしくフィールドで限られた物資をかき集め、迫りくる敵を退けながらステージを攻略していく。銃弾には限りがあるため、時には敵を回避する必要もあるだろう。本作では、基本的に攻撃の予備動作が長く設定されており、敵の人数やライフルをリロードするタイミングを考慮し、ヒットアンドアウェイで立ち回ることが生存する戦略として有効だ。

 ちなみに、ライフルのリロードは構えてから一度攻撃ボタンを入力しなければならない。やや解り辛く、大きな隙が生じるため体験版をプレイする場合は注意しよう。

 本作の特徴はレトロなビジュアルを駆使して描かれる陰惨な戦場だ。フィールド上には自軍の亡骸を即席で積み上げた死体の山や、負傷し悲鳴を上げる兵士、目の前であっけなく命を落とす兵士たちが描かれる。

 低解像度のビジュアルにより直接的なグロテスクさは感じられないが、戦場が決して快くない空間であることはゲームプレイを通じて徹底的に示される。また、予備動作の大きな戦闘のデザインは「スタイリッシュ」な快楽性を抑制し、本作の作風にマッチしていると言える。

 また、シナリオはマルチエンディング形式となっており、プレイヤーの選択にならった物語の結末に注目だ。

 興味がある読者はデモ版をプレイし、ウィッシュリストに登録して発売を待とう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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