パブリッシャー(販売元)のU.Ground Game Studioは11月17日(木)、借金を背負う一般市民として過酷なスラム街で生き延びる人生シミュレーションゲーム『大多数』をPC(Steam)向けに発売した。価格は税込2800円だが、発売を記念して、11月24日(木)までの期間は10%オフの2520円で購入できる。
なお、執筆時点でゲーム本編は日本語に対応しておらず、開発のテストを兼ねた早期アクセス版として提供されている。
中国・北京のThermite Gamesが開発する『大多数』はリアルな中国のスラム街を舞台に、債務者となったプレイヤーが最低限の生活条件を満たし、生きるために働く一周して不思議なテーマの作品である。作中でのプレイヤーに出身や学歴などの優位性は存在せず、地道な労働と勤勉なキャリアパスの構築によって、よりよい仕事と生活を目指す。
しかし、ただひたすらに働くだけで希望を見いだせるわけではない。作中では労働中のケガや他人の給料を知ったことによる士気の低下、野宿での風邪など予期せぬランダムイベントが生活に影響をおよぼす。生きる意味を見失ってしまわないよう、街に暮らす人々との交流や恋愛、読書・ネットカフェなどの娯楽も重要となるだろう。
Steamストアページの説明によると、作中では生活の辛さを体験するストーリーモードのほか、独自のキャリア計画を立てられるフリーモードも搭載されているという。現実の世界で人生をうまく好転させていくのは非常に難しいが、本作の世界であればきっと叶えられるはずだ。
『大多数』はPC(Steam)向けに発売中。日本語には対応していないが、完全版でより多くの言語をサポートする予定も伝えられているため、興味があれば任意のタイミングで購入しておくとよいだろう。