ゲームクリエイターの中裕司氏がインサイダー取引で逮捕と報道。元スクエニ社員の佐崎泰介氏と鈴木文章氏に続く3人目の容疑者として

 東京地検特捜部は、インサイダー取引事件でゲームクリエイターの中裕司氏を新たに逮捕した。FNNプライムオンラインTBS NEWS DIGなどの複数の国内メディアが報じている。

 中裕司氏は、初期の『ソニック』シリーズや『ファンタシースターオンライン』シリーズに携わったことで知られる。

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(画像はTwitterより)

 特捜部によると、中裕司容疑者はスクウェア・エニックス社員だった2020年1月下旬ごろ、スクウェア・エニックスとAimingが『ドラゴンクエストタクト』にて提携することを知り、その情報が公表される前にAiming社の株式を、約280万円分を買い付けた金融商品取引法違法の疑いがもたれている。

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(画像はスクウェア・エニックス公式サイトより)

 なお11月17日には、中裕司容疑者の逮捕に先駆けて、元スクウェア・エニックス社員の佐崎泰介容疑者と、鈴木文章容疑者が逮捕されており、2人は、同じく『ドラゴンクエストタクト』に関連して、Aimingの株式合わせておよそ16万2000株を、およそ4720万円で買い付けた疑いで、同じく金融商品取引法違法で逮捕されている。

 3人ともスクウェア・エニックスとAimingが提携して『ドラゴンクエストタクト』を手掛ける情報が公表されれば、Aimingの株価が値上がりすると考えて株を購入したとみられる。

 なお今回の事件との関連性は不明だが、中裕司容疑者は2021年に発売した『バランワンダーワールド』に関連して、スクウェア・エニックスに対し訴訟を提起したと発表していた。開発現場にてトラブルがあり、ディレクターから外される業務命令が出ていたと主張している。

 中裕司容疑者は、セガで『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のプログラマー、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』以後はプロデューサーを担当して、長らくソニックシリーズに携わってきたため、しばしば「ソニックの生みの親」とも形容されることがある人物だ。

 セガ退社後は2006年に自身の会社プロペを設立、また2018年1月にスクウェア・エニックスに移籍後は、『バランワンダーワールド』を手掛けた。2021年4月末をもってスクウェア・エニックスは退職している。

 有名ゲームクリエイターの逮捕の報道は、ゲーム業界やファンに激震が走る出来事といえそうだ。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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