講談社ゲームクリエイターズラボによる第1回オーディションの選考結果が発表。戦闘を“先延ばし”できるRPG『このバトルはあとでやります(仮)』と“しゃべるキノコに寄生”された少女のホラーゲーム『きのこめあ』への支援が決定

 講談社は11月29日(火)、同社のインディーゲームクリエイター支援プロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」について、2022年7月から9月まで募集していた「ゲームクリエイターズラボオーディション(GCLA)Vol.1」の結果を発表した。今回の応募では、全351件の応募から2組のラボメンバーと特別賞・奨励賞を授与する6組のクリエイターが決定されている。

 「年間最⼤1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか?」とのキャッチコピーを掲げてスタートした講談社ゲームクリエイターズラボは、半年ごとに500万円の支援金や担当の編集者によるさまざまなサポートを提供するクリエイター支援プロジェクトである。2022年7月からは年1回としていた募集を年4回に拡大しており、今回は募集を拡大してから初の結果発表となった。また、今回の募集とは別に、編集者による感想やアドバイスなどのフィードバックを得られる「ゲーム持ち込み」の施策もスタートしている。

 発表によると、今回の応募では25組が書類選考を通過。面談を実施したのち、戦闘を“先延ばし”できるRPG『このバトルはあとでやります(仮)』のクリエイターであるイラストレーター・デザイナーのうりも氏と、“しゃべるキノコに寄生”された少女のホラーアドベンチャーゲーム『きのこめあ』を手がける個人ゲームクリエイターのmt.saji氏がラボメンバーとして迎え入れられたという。

 上記のほか、特別賞はノスタルジックな路地裏の街を歩く少女のホラーアドベンチャーゲーム『路地裏漂流記』を手がける化け猫00氏に決定。闇夜の摩天楼を飛び回っていくラバーリングアクションゲーム『Cyber Ninja that Climbs the City(仮)』のミチ氏ら5組のクリエイターにも奨励賞が授与されたようだ。

 講談社ゲームクリエイターズラボでは近日中に、YouTube上でゲームを紹介する「Amazing Indie Games」や専⾨学校・イベントでのリアル持ち込みを展開する「ゲーム全国出張編集部」も始動するという。また、「Vol.2」も2023年1月10日(火)まで募集中なので、興味があれば応募しておくとよいだろう。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


【GCLA】ゲームクリエイターズラボオーディション Vol.1 最終選考結果発表

「年間最⼤1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか?」

インディゲームクリエイター⽀援プロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」は、2022年7⽉より年1回募集から年4回募集にリニューアル。
名称もゲームクリエイターズラボオーディション(GCLA)に変更しました。

リニューアル後初の募集となる今回の「GCLA Vol.1」の応募総数は351件。
そのうち25組が書類選考を通過し、⾯談を実施しました。

その中から、ゲームクリエイターズラボが⽀援するラボメンバー2組を決定。
特別賞、奨励賞と合わせて発表いたします。

皆さまお世話になっております。
講談社ゲームクリエイターズラボ運営事務局です。

「年間最⼤1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか?」という惹句で始まったインディゲームクリエイター⽀援プロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」

2022年7⽉に年1回募集から年4回募集にリニューアルし、名称もゲームクリエイターズラボオーディション(GCLA)に変更。
今回の「GCLA Vol.1」はリニューアル後、初の募集となりました。

2022年7⽉〜9⽉の3か⽉で募集したGCLA Vol.1の応募総数は351件
この度はたくさんのご応募をいただきまして、誠にありがとうございました。
書類選考と⾯談を⾏い、会議で検討を重ねたうえで、今回ラボメンバーとして2組のクリエイターさんを⽀援させていただくことに決定しました。

審査にあたってはこれまで通り、我々ゲームクリエイターズラボが伴⾛することで、クリエイターの皆さまの作品の魅⼒を最⼤限引き出せるかという観点を最も重視いたしました。
ご応募いただいたどの作品も熱意に満ちた作品ばかりで、不選出となった作品も、企画そのものを否定する意図はございません。
どの作品も、等しくすばらしいものばかりでした。

また今回、GCLAの募集開始と同時に「ゲーム持ち込み」も開始しました。
持ち込みで我々からフィードバックをさせていただき、それを活かした形でGCLAにご応募くださった⽅も数多くいらっしゃいます。
最近、ゲーム持ち込みやイベント等で、ゲームクリエイターズラボがゲーム開発のマイルストーンになっているというお⾔葉をクリエイターさんからいただく機会が増えました。
もし、我々の取り組みが皆さまのゲーム開発のお役に⽴っているのであれば、

うれしいです。

私たちのプロジェクトはGCLAやゲーム持ち込みに限らず、YouTubeであなたのゲームを紹介する「Amazing Indie Games」、専⾨学校やイベントでのリアル持ち込み「ゲーム全国出張編集部」などが近⽇中に始動予定です。
今後も様々な形でインディゲームクリエイターの皆さまを⽀援していきたいと思っておりますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします。

それでは「特別賞」「奨励賞」とともに発表させていただきます。

GCLA Vol.1 ラボメンバー

契約締結後、担当編集者が完成までフルサポートいたします。
【ゲーム内容は今後のイベント等で公開予定です。続報をお楽しみに!】

このバトルはあとでやります(仮)

【ジャンル】さきのばしRPG
【クリエイター】うりも
【Twitterアカウント】https://twitter.com/shiitakeurimo

【受賞コメント】
誰にも⾒せずにちょっとずつ作っていたゲームですが、このオーディションの存在を知って応募することに決めたのが1年前。
1度⽬の応募では⼀次⾯接どまりでしたが、懲りずに作り続けていたら、この度なんとラボメンバーに選出して頂きました!
ずっと作りたかったものに全⼒で取り組めるチャンスを得ることができて、今、⼈⽣で⼀番わくわくしています!
パッと⾒で誰もが⽴ち⽌まるかわいさ!モンスターとエンカウント時に「さきのばし」にできるという、⼈間のだらだらしたい欲求を満たす、ありそうでなかったRPG。いま⾵のビビットで気だるげなアートワークと、さきのばしシステムがうまくマッチしており、GCLへ2度⽬のご応募にして、満場⼀致でのラボメンバー決定となりました。

企画性★★★★
世界観 ★★★★★
実現性★★★★
現時点での完成度★★
かわいさ★★★★★

きのこめあ

【ジャンル】ホラーアドベンチャー
【クリエイター】mt.saji(さじやま)
【Twitterアカウント】https://twitter.com/sajiyama1gome

【受賞コメント】
ずっと細々と個⼈で作ってきたゲームの集⼤成を、このような最⾼のサポートの元で製作できることに感謝します!
この絶好の機会に最⾼に⾯⽩くて怖いゲームをお届けするため死⼒を尽くして参りますので、応援よろしくお願いします!!!
キノコと⼥の⼦の共依存関係…ダークで意外性のあるキャラクター設定が最⾼です!性格の歪んだキノコに寄⽣された少⼥となり、タイムループを繰り返しながら300歩以内に屋敷から脱出するというシンプルかつ強烈なゲームサイクルにもシビれました。ぜひ、さじやまさんのこれからの歩みに伴⾛させてください!このたび初応募での受賞となります。

企画性★★★★★
世界観★★★★
実現性★★★★
現時点での完成度 ★
意外性★★★★★

GCL特別賞

【⽀援⾦50万円】
担当編集者をつけ、継続的⽀援をしていきます。

路地裏漂流記

【ジャンル】ホラーアドベンチャー

【ジャンル】ホラーアドベンチャー
【クリエイター】化け猫00
【SNSアカウント】https://mobile.twitter.com/nemuina__zzz

【選評】
前回(ゲームクリエイターズラボ第2期)に引き続いて2度⽬の特別賞受賞となりました。化け猫00さんのデザインや世界観の創作⼒は本当にすばらしいです!まずはできるだけ短い期間で⼀本ゲームを作りきってみてください。完成させることが上達・進化への近道です。半年間担当を付け、伴⾛させていただきます!

企画性★★★
世界観 ★★★★★
実現性★★
現時点での完成度★★
ノスタルジー★★★★★

奨励賞

【⽀援⾦5万円】

Cyber Ninja that Climbs the City(仮)

【ジャンル】ラバーリングアクション
【クリエイター】ミチ
【SNSアカウント】https://twitter.com/Michi07004956

【選評】
舞台は闇夜の摩天楼。上空の敵ドローンをつたいながら先へと進んでいくビジュアルがカッコ良すぎる!ご応募いただいた動画を拝⾒して、⽬が釘付けになりました。Ninjaになりきるという、男の⼦なら誰もが⼀度は妄想するロマンが詰まってます。ゲームが遊べるようになるのを⼼待ちにしています!

企画性 ★★
世界観 ★★★★
実現性 ★★★
現時点での完成度 ★
サイバーパンク度 ★★★★★

かささぎサイカ

【ジャンル】アドベンチャー
【クリエイター】N-Lab.
【SNSアカウント】https://noael-lab.info/

【選評】
⾊々な傘を持ちかえながら、夏休みの街を探検する2D横スクロールアドベンチャー。澄んだ⽔⾊のドット絵で表現された空の描写がとても印象的で、その美しさに⼼が洗われました。ゲームサイクルやメカニクスの詳細はこれから考えるとのことだったので、もしよろしければ次も企画書を送ってくださると嬉しいです!

企画性 ★★
世界観 ★★★★★
実現性 ★★★
現時点での完成度 ★
「夏」度 ★★★★★

モミボス

【ジャンル】メトロイドヴァニア
【クリエイター】Peng
【SNSアカウント】https://twitter.com/KPgbUakosrrMcj1

【選評】
縦横無尽に攻撃やダッシュが繰り出せる⾃由な操作性のメトロイドヴァニア(探索性のある2D横スクロールアクションゲーム)。多彩なステージギミックや、キビキビと動く⼿触りの良いアクションが印象的でした。今後、磨き上げられた各要素がどのようにまとまっていくのか注⽬しています!

企画性 ★★
世界観 ★★★★★
実現性 ★★★
現時点での完成度 ★
「夏」度 ★★★★★

BearRunnner Any% RTA

【ジャンル】横スクロールアクション
【クリエイター】しゅんて
【SNSアカウント】https://twitter.com/shunte_two

【選評】
近年特に激アツのRTA⽂化に触発されたユニークすぎる横スクロールアクション。ゲームの始め⽅がファミコンを叩いてバグらせるというところに、えもいわれぬノスタルジーを感じました。この企画としゅんてさんから感じるのは、⼀発ネタで終わらない底知れぬポテンシャルです。次回も送っていただけるのを⼼からお待ちしています!

企画性 ★★★★★
世界観 ★
実現性 ★★★
現時点での完成度 ★★★
ユニークさ ★★★★★

タノミのツナ(仮)

【ジャンル】経営シミュレーション
【クリエイター】たつとり
【SNSアカウント】https://twitter.com/tatsutori11

レストランに勤務するウェイターとなって、接客を⾏うシミュレーションゲーム。たつとりさんご⾃⾝のレストラン勤務経験に裏打ちされた、オリジナリティあふれる企画の⽴て⽅に脱帽しました。来店したお客さんを観察しながら、その⼈たちが求める料理を探っていく今までにないゲーム性になるとのことで、どんなプレイ感なのか早く遊んでみたいです!

企画性 ★★★★
世界観 ★★
実現性 ★★★
現時点での完成度 ★
接客の奥深さ ★★★★★

株式会社講談社のプレスリリース⼀覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/1719


ライター
2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。 コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。
Twitter:@fuyunoyozakura
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