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『シロナガス島への帰還』Nintendo Switch版の多くの不具合を修正するバージョン1.0.3が配信開始。発売に際して発見されたSEの当て間違いやBGMのループ定義のミスなどが修正され、演出面が大きく改善

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 room6は11月22日、同社が移植開発を担当したNintendo Switch版『シロナガス島への帰還』の不具合改善アップデートとして、バージョン1.0.3の配信を開始した。

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 『シロナガス島への帰還』は、個人ゲーム制作者の鬼虫兵庫氏によるミステリーアドベンチャーゲームだ。ニューヨークで探偵業を営む主人公・池田戦(いけだ・せん)が、とあるきっかけから助手の出雲崎ねね子(いずもざき・ねねこ)とともに絶海の孤島「シロナガス島」へと向かい、そこで起こる奇怪な殺人事件の解決に挑む作品となっている。

 本作は2020年にPC版が発売。さらにその好評を受けて2020年11月にはroom6による移植・開発でフルボイス化などの要素を追加したNintendo Switch版が発売される運びとなったが、発売直前に多くの不具合が発覚し、発売はそのまま行われたものの不具合の修正が待たれる状況となっていた。

 今回のVer1.0.3アップデートは、SEの当て間違いやBGMのループ定義のミスなど、これまでに報告されていた多くの不具合を修正するものとなっている。Ver1.0.2で行われたエンディングテーマなどの修正とあわせて、演出面が大きく改善される形だ。

 ■Ver1.0.3での修正内容

・一部シーンでの表示タイミング、間隔の調整。
・一部BGMのループタイミング、音量調整および無音場面の修正。
・一部SEの差し替え。
・一部リップシンクや目パチ等演出が再現されていないシーンの修正。
・テキスト表示不具合の修正。
・スキップ/オート時に画面アイコン表示を追加対応。
・一部画像の差し替え。
・カーソルが自動でスライドしてしまう不具合の修正。
・スタッフロール時にセーブ画面を開いてそのまま放置した際、タイトル画面に戻ると操作不能になる不具合の修正。

 PC版を開発している鬼虫氏は今回のアップデートについて「これで演出面や大きなバグは修正され本来の物語を体験してもらえる形になった」とTwitter上で発信し、今後もUIの改善などをroom6と協力して進めていきたいと語っている。

 また鬼虫氏はSteamでのウィンターセールにあわせて、12月23日に新たに大きな告知をすると発表している。鬼虫氏は以前よりNintendo Switch版の発売後どこかのタイミングでPC版でもフルボイス化のアップデートを実装したいと語っており、それではないかとの予想もみられるようだ。

 Nintendo Switch版『シロナガス島への帰還』は現在発売中。価格はパッケージ版が2027円、ダウンロード版が750円となっている。

ライター
85年生まれ。『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの代表的プレイヤーとして名を馳せたツルハシの化身。 10代の頃、メックシューターゲーム『ファントムクラッシュ』とその続編『S.L.A.I.』の世界にハマり、 ディスプレイ越しに見た2071年に帰るべく日々を生きる。TCGとボードゲームも好物。
Twitter:@Dump29

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