いま読まれている記事

『ドラゴンボール』編集者・鳥嶋和彦氏や『ストII』の岡本吉起氏ら、名だたるプロデューサーへのインタビューからヒット作を生む思考回路を解明する書籍『エンタの巨匠』が発売

article-thumbnail-230126k

 日経BPは1月26日(木)、社会学者・中山淳雄氏の著書『エンタの巨匠 世界に先駆けた伝説のプロデューサーたち』(以下、エンタの巨匠)を発売した。

書籍『エンタの巨匠』が発売。鳥嶋和彦氏、岡本吉起氏らへのインタビューを掲載1

 本書を執筆した中山淳雄氏はリクルートスタッフィングやDeNAなどを経て、バンダイナムコスタジオではカナダ、マレーシアにてゲーム開発会社やアート会社の新規設立に携わる。2016年からはブシロードインターナショナル社長としてシンガポールに駐在し、ゲームやアニメ、プロレスなど日本コンテンツの海外展開を担当してきた。

 2021年にはエンターテインメント企業に向けたコンサルティング事業を展開する株式会社Re entertainmentを設立。現在はその代表を務めるとともに、慶應義塾大学経済学部訪問研究員、行政アドバイザー(経産省コンテンツIPプロジェクト主査)、ベンチャー企業の社外役員などを兼任する。

 著書には『推しエコノミー』(日経BP)や『オタク経済圏創世記』(日経BP)、『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』(PHPビジネス新書)、『ボランティア社会の誕生』(三重大学出版会、日本修士論文賞受賞作)など。なお、以前には電ファミニコゲーマーにて『推しエコノミー』の『鬼滅の刃』にまつわる部分を抜粋し、そのまま掲載させていただいた。

 そんな中山淳雄氏の新たな著書『エンタの巨匠』では『電波少年』のプロデューサー・土屋敏男氏や『ドラゴンボール』の編集者・鳥嶋和彦氏ら、エンタメ史に残るプロデューサーたち(以下6名)へのインタビューを実施。日本のエンタメがもっとも輝いていた時代の最先端を走ってきた業界人の言葉から、伝説的なヒット作を生み出した思考回路を解明していく。

土屋敏男(『電波少年』の元・日テレプロデューサー)
鳥嶋和彦(『ドラゴンボール』『ドラクエ』の元・少年ジャンプ編集長)
岡本吉起(『ストⅡ』『バイオハザード』『モンスト』のゲームクリエイター)
木谷高明(『BanG Dream!』『新日本プロレス』のブシロード創業者)
舞原賢三(『仮面ライダー電王』『セーラームーン』の映画監督)
齋藤英介(サザン、金城武、BTSの音楽プロデューサー)

『エンタの巨匠』Amazon書籍ページから引用、敬称略)

 『エンタの巨匠』は1月26日(木)より販売中、価格は1980円(税込)となる。記事執筆時点ではAmazon売れ筋ランキングの「出版マスメディア」、「映画ノンフィクション」カテゴリでいずれも2位に登場するなど、大きな注目を集めているようだ。Amazonでは「はじめに」と土屋敏男氏へのインタビューの一部が試し読みできるので、興味を持たれた方はぜひ一読してみよう。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


世界に先駆けた伝説のプロデューサーたち エンタの巨匠

エンタメ史に輝く伝説的ヒット作を生み出したプロデューサーたちへのインタビューを通じて、時代を突き抜けた「すごい方法論」を一挙公開!

国宝級の名作から、世界的な問題作まで、秘話満載。

書籍『エンタの巨匠』が発売。鳥嶋和彦氏、岡本吉起氏らへのインタビューを掲載1

中山淳雄(著)
A5 判 264 ページ
定価:1980 円(10%税込) ISBN:978-4-296-00126-2 発行:日経 BP
発売:日経 BP マーケティング

土屋敏男(『電波少年』の元・日テレプロデューサー)
予算を気にしたことはない/おとなしかった 13 年の潜伏期間/ネズミをとるネコ/日本と世界/日テレの躍進

鳥嶋和彦(『ドラゴンボール』『ドラクエ』の元・少年ジャンプ編集長)
「ボツ!」と言った覚えはない/マンガの文法を発見/『ドラゴンクエスト』の舞台裏/ジャンプ再生、部数は見るな!/海外市場とウェブトゥーン/白泉社のV字回復

岡本吉起(『ストⅡ』『バイオハザード』『モンスト』のゲームクリエイター)
お前はクビだ!/『ストリートファイターⅡ』の開発/『バイオハザード』のハリウッド映画化/独立。借金 17 億円。『モンスト』/一度決めたら二度と戻らない

木谷高明(『BagG Dream!』『新日本プロレス』のブシロード創業者)
嫌いな言葉は「努力」と「忍耐」/上司への反抗と左遷/ブロッコリーの創業・上場・業績急降下/ブシロードの創業と大勝負/世界展開の成功/プロレスとキャラクタービジネス

舞原賢三(『仮面ライダー電王』『セーラームーン』の映画監督)
60 年前がピークだった映画監督/体を張って撮った麻雀映画/華麗なる女優、特撮、アニメ/インドネシア初の国産ヒーロー映画

齋藤英介(サザン、金城武、BTS の音楽プロデューサー)
ビクターでの洋楽・邦楽・北米展開/アミューズでのアジア展開/韓国アーティストの日本展開/BTSとHYBE/日本はなぜ負けたのか?/今こそ中国市場

中山淳雄(なかやま・あつお)

エンタメ社会学者、Re entertainment 代表取締役
慶応義塾大学経済学部訪問研究員、立命館大学ゲーム研究センター客員研究員

1980 年栃木県生まれ。東京大学大学院修了(社会学専攻)。カナダの McGill 大学 MBA 修了。リクルートスタッフィング、DeNA、デロイトトーマツコンサルティング、バンダイナムコスタジオを経て、2016 年からブシロードインターナショナル社長としてシンガポール駐在し、日本のゲーム、アニメ、プロレスなどの海外展開を担当。2021 年 7 月エンタメの経済圏創出と再現性を追求する Re entertainment を設立し、大学での研究と経営コンサルティングを行っている。著書に『推しエコノミー』『オタク経済圏創世記』(日経 BP)などがある。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

Amazon売上ランキング

集計期間:2024年4月27日00時~2024年4月27日01時

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ