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夫の不倫と彼にかけられた多額の生命保険の存在を知り、恐ろしい“計画”を練る女性を描いたゲーム『Loretta』PC版が発売。その“計画”をどこまで遂行するかはプレイヤー次第

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 販売元のDANGEN Entertainmentと開発者のYakov Butuzoff氏は2月16日(木)、アドベンチャーゲーム『Loretta』(ロレッタ)を発売した。あわせて、本作のローンチトレーラーが公開されている。

 本作は1940年代のアメリカの小さな町を舞台に、夫の不倫という裏切りを乗り越え、自らの人生を取り戻そうとする女性を中心に展開するポイント&クリック型のアドベンチャーゲーム。主人公「ロレッタ」は、作家の夫を持つひとりの主婦だ。

 仕事がうまくいかず、経済的に困窮している上に夫婦の関係も冷え切っていたふたり。そんなある日、ロレッタは夫の不貞と彼の名前で掛けられた多額の生命保険があることを知り、彼女の中に恐ろしい計画が生まれてくる……といったあらすじである。

 ロレッタがその“計画”をどこまで遂行するのかはプレイヤー次第だ。夫のステーキにコショウを振るのか、毒を盛るのか。詮索好きの探偵をレモネードでもてなすのか、あるいは裏庭で始末するのか。さまざまな選択肢が提示され、物語は複雑に枝分かれし、複数のエンディングが用意されているという。

『Loretta』PC版が発売。サイコスリラーアドベンチャーゲーム_001
(画像はSteam『Loretta』販売ページより)

 このたび公開されたローンチトレーラーは、陽気な音楽とともにゲーム中の不穏なシーンが次々と現れるといったものになっており、その断片的な情報は見る者の不安を大いに駆り立てる。フィルム・ノワールやヒッチコック作品にも影響を受けているとのことなので、ロレッタの暗い精神を表現すべく、作中にはさまざまな表現が採り入れられているのだろう。

 『Loretta』はPC(Steam、Epic Games Store、GOG.com)向けに2月16日(木)より販売中。Steamストアページでは、日本語の字幕とインターフェイスに対応することが明記されている。以前の発表によれば、後日には家庭用ゲーム機向けにも移植が行われる予定とのことだ。本作の詳細については各ストアページなども参照されたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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