Waves Audio Ltd.は3月29日、同社が3月27日に廃止した永久ライセンスのプラグイン販売、そしてプラグインのアップグレードをサポートするWaves Update Plan(以下、WUP)の販売を再開すると発表した。
販売が再開する詳細な日時は明かされていないが、出来るだけ早く販売を再開できるよう取り組んでいるという。
Important update from Waves: Perpetual licenses and updates will be back alongside subscriptions – See more here: https://t.co/nDCFfjQ3GM pic.twitter.com/yZr5ezGB3R
— Waves Audio (@WavesAudioLtd) March 29, 2023
Waves Audio Ltd.はPCを使用した音楽制作やミックス、マスタリングといった作業に使用できるプラグインを提供する企業であり、同社が展開するプラグインは初心者からプロに至るまで幅広く使用される業界のスタンダードとなっている。
3月27日には同社のプラグインを月額製で使用できるサブスクリプションサービス「Waves Crative Access」に一本化すると発表し、永久ライセンス版のプラグインの販売を突如として廃止した。
本発表にあわせて「Waves」がTwitterにトレンド入りするほど話題を呼んだが、その反響は決して好ましいリアクションのみならず、反対意見が多く見受けられた。また、国外では国内以上に白熱していたようだ
そこで3月29日には海外向けのWaves公式サイトにて永久ライセンスとWUPの廃止を撤回し、販売を再開すると発表したかたちとなっている。
なお、「Waves Crative Access」は予定通り提供され、同時に永久ライセンスなども提供されることとなる。
Wavesの発表では「私たちは、私たちの動きが突然であり、破壊的であり、お客様のニーズ、希望、および好みを十分に考慮しなかったことを理解しています。」とコメントし、あわせて「私たちはお客様に対して正しい方法を模索し、信頼を回復するよう努力します。」と述べている。
永久ライセンスの販売時期などは本発表ページにて、決定次第追記される。Wavesを利用している読者は、必要に応じて続報をチェックしよう。