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『ドンキーコング』の約6メートルにおよぶ巨大アーケード筐体がアメリカの博物館で制作決定。操作パネルも併設され、訪れた人は実際にプレイできるように

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 アメリカ・ストロング国立演劇博物館は現地時間の4月10日(月)、世界最大のプレイ可能な『ドンキーコング』アーケードゲーム筐体を制作するプロジェクトを発表した。

 ストロング国立演劇博物館は「遊び」の歴史と探求にフォーカスした博物館で、遊びに関連する歴史資料では世界最大級のコレクションを所有する。特にビデオゲームについては業界や一般的な文化、社会全体に影響を与えた作品を表彰する「世界のビデオゲームの殿堂」(World Video Game Hall of Fame)を定めていることでも知られる。

 同博物館は6月末に大規模な拡張を予定しており、その一環として『ドンキーコング』の巨大なアーケードゲーム筐体を制作するとのこと。こちらは「Nintendo of America」(任天堂の現地法人)の協力のもと制作され、高さは約20フィート(6.1メートル)におよぶ。

 巨大な筐体の前には通常サイズのレバーとボタンが付いたコントロールパネルも設置され、博物館を訪れれば実際にプレイすることも可能な模様。発表によればオリジナル版の基盤を用いて動作し、可能な限り原作のゲームプレイ体験を忠実に再現するとしている。

 ストロング国立演劇博物館の展示部門で副主任を務めるJon-Paul Dyson氏は「『ドンキーコング』はキャラクターのサイズでも、象徴的な作品としても、ビデオゲーム界の“真の巨人”です」とコメント。2017年には前述の「世界のビデオゲームの殿堂」入りも果たした『ドンキーコング』を称えるとともに、本プロジェクトにぴったりのモチーフであると語った。

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(画像はニンテンドーeショップ『アーケードアーカイブス ドンキーコング』販売ページより)

 発表によれば、ストロング国立演劇博物館の巨大な『ドンキーコング』筐体は今春にも完成し、6月30日(金)にはプレイ可能になる見通しだという。もし同博物館を訪れる機会があれば、ぜひ実際に触れてみてはいかがだろうか

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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