データ分析サービスなどを提供するSensor Towerは公式ブログにて、『ウマ娘 プリティーダービー』の世界累計収益が2023年3月に20億ドル(約2649億円)を突破したと発表した。
『ウマ娘 プリティーダービー』はCygamesが手掛けるスマートフォン向けの育成ゲームをはじめとするメディアミックス作品だ。競走馬を擬人化したキャラクター「ウマ娘」のトレーニングやコミュニケーションを介して、レースや試合とともに開催される「ウイニングライブ」でのセンターポジションを狙い競い合う様を描く。
本作は2018年にリリースされる予定であったが、延期によりアニメなどのコンテンツが先行して放送された。追って2021年よりゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』が配信を開始し、約一か月で300万ダウンロードを突破。その後も継続して人気を博し、ゲームを中心にメディアミックス全体の人気に火が付いたかたちとなっている。
Sensor Towerが公開したデータによれば、同作はリリースから2023年3月までに世界で20億ドル以上の類型収益を達成している。なかでも日本の収益シェアは全体の95パーセントと圧倒的な収益シェアとなる。このほかの収益シェアは韓国が3.3パーセント、台湾が1パーセントとなる。
また、2月に2周年を迎えた本作は記念キャンペーンを実施しており、2月24日から開始した記念キャンペーンの第二弾は特に人気ぶりがうかがえる。App Storeにて前日には15位だったものの、キャンペーン開始から1位に急上昇。その後3月に入ってからも独走を続けており、根強い人気がデータから読み取れる。
また、『ウマ娘 プリティーダービー』は近年人気を博す『ヘブンバーンズレッド』や『勝利の女神:NIKKE』などと比較すると、ユーザーの継続率が高いことが分かるという。Sensor Towerのデータによると、近しいコンテンツの中では本作が最も継続率が高いそうだ。
ゲーム以外にもテレビアニメの第三期など、さまざまなメディアでの新展開が用意される本作。今後のさらなる盛り上がりにも引き続き注目したい。