オープンワールド型アクションRPG『Horizon』シリーズで知られるGuerrilla Gamesは4月24日、同社のスタジオディレクター兼エグゼクティブプロデューサーを務めていたアンジー・スメッツ氏がPlayStation Studiosへ移籍することを伝える記事のなかで、同シリーズの新作タイトルを制作中であると明らかにした。
記事のなかでは「ゲリラを輝かしい未来へと導き、アーロイの次の冒険とエキサイティングなオンラインプロジェクトでHorizonの世界を広げる新たなリーダーシップに、私たちは全幅の信頼を置いています。」と記されており、未公開のプロジェクトを進行している点がさりげない形で示されている。
2017年に第1作を発売した『Horizon』シリーズは、人類文明の崩壊から長い時が経ち、野生化した機械の獣が生息するようになった世界を舞台に、人類の子孫として重要な運命を託された主人公「アーロイ」の壮大な冒険が繰り広げられる作品だ。本シリーズでは2022年2月に続編の『Horizon Forbidden West』を発売。4月19日には拡張コンテンツ「焦熱の海辺」が配信されたほか、2023年2月にはPlayStation VR2との同時発売タイトルとして『Horizon Call of the Mountain』も登場した。
発表によると、スメッツ氏は今回の移籍でPlayStation Studios の開発戦略における責任者へ就任。一方、スメッツ氏の移籍にあわせてテクニカルディレクターのMichiel van der Leeuw氏はスメッツ氏と共同で務めていたスタジオディレクターの任を離れ、同社がコジマプロダクションの小島秀夫氏と共同開発しているゲームエンジン「DECIMA」の開発と戦略に集中するという。
一方、新たな経営陣としてのスタジオディレクターにはアートディレクターと兼任するJan-Bart van Beek氏やプロダクションディレクターのJoel Eschler氏、ゼネラルマネージャーのHella Schmidt氏ら3名が共同で就任するようだ。
発表のなかでスメッツ氏は、Guerrilla Gamesで過ごした20年間のキャリアや最初の作品である『KILLZONE』を計画していたときのことを思い返しつつ、苦楽を共にしたJan-Bart van Beek氏やMichiel van der Leeuw氏らに感謝の言葉を伝えている。