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自我を失った人類を導く「柴犬」のアクションパズルゲーム『HUMANITY』発売にあわせて、“懐かしくも新しい”ゲーム体験を90年代CM風で表現した実写ローンチ映像が公開

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 エンハンスとtha ltd. は5月16日(火)、アクションパズルゲーム『HUMANITY』を発売した。対応プラットフォームはPS5(PS VR2対応)、PS4(PS VR対応)、Steam(PC VR対応)。PlayStation Plusのエクストラ・プレミアム会員向けゲームカタログでも配信中のほか、発売にあわせて90年代CM風の実写ローンチトレイラーも公開された。

 『HUMANITY』は、すべての人類から自我が失われてしまった世界を舞台に、ただ一匹だけ理性と意思を保ち続けた「柴犬」が人間たちを導いて幻想的なステージを攻略していく作品だ。作中では自分だけのオリジナルステージを制作して共有できる「STAGE CREATOR」のほか、ほかのプレイヤーが制作したステージに挑める「USER STAGES」も搭載。各プラットフォームで互換できるクロスプラットフォームに対応しているので、VR機器の一人称視点を含むさまざまな角度で多彩なステージを楽しめる。

 本作については、ファストファッションブランド「ユニクロ」のテレビCMやNHKEテレの番組「デザインあ」などのディレクションを手がけ、多摩美術大学の美術学部統合デザイン学科で教授としても活躍するデザイナー・映像ディレクターの中村勇吾氏率いるクリエーター集団「tha ltd.」が開発を担当。デモ映像に強い印象を受けたエンハンス代表の水口哲也氏が自らプロデュースを願い出て本作の制作プロジェクト立ち上げに至っている。

自我を失った人類を導く「柴犬」のアクションパズルゲーム『HUMANITY』の“90年代CM風”実写ローンチ映像が公開_001
(画像はSteam『Humanity』より)
自我を失った人類を導く「柴犬」のアクションパズルゲーム『HUMANITY』の“90年代CM風”実写ローンチ映像が公開_002
(画像はSteam『Humanity』より)
自我を失った人類を導く「柴犬」のアクションパズルゲーム『HUMANITY』の“90年代CM風”実写ローンチ映像が公開_003
(画像はSteam『Humanity』より)
自我を失った人類を導く「柴犬」のアクションパズルゲーム『HUMANITY』の“90年代CM風”実写ローンチ映像が公開_004
(画像はSteam『Humanity』より)

 なお、電ファミニコゲーマーでは「やっていることは基本同じなのにジャンルが変わっていく」ヘンテコな面白さへ着目した先行プレイのレポートや、最初は「柴犬」のいない“群衆観察ムービー”であったものをゲームに仕上げた中村氏・水口氏へのインタビュー記事も公開されている。懐かしくも新しいゲームが誕生するまでの裏話も楽しめるので、興味があればあわせてチェックしておくとよいだろう。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


PS5、PS4、Steamアクションパズルゲーム『HUMANITY®』本日2023年5月16日発売
90年代CM風実写ローンチトレーラー公開!

カリフォルニア州ロサンゼルス— 2023年5月16日(現地時間) — エンハンス (米国法人 Enhance Experience Inc.)とtha ltd. は、本日2023年5月16日(火)発売のPlayStation®5(PS VR2対応)、PlayStation®4(PS VR対応)、Steam(PC用VR対応)用アクションパズルゲーム『HUMANITY®』について、ローンチトレーラーを公開いたしました。

なお本作は、本日よりPlayStation®Plusゲームカタログのラインナップに登場し、エクストラ及びプレミアム会員に追加料金なしで提供されます。

『HUMANITY』のクリエイティブディレクターは、インターフェース/ビジュアルデザイナーとして著名な中村勇吾。さらに、ゲームクリエイター水口哲也(代表作『Rez Infinite』『テトリス® エフェクト・コネクテッド』)とのタッグによる、本作の持つ象徴的なスタイルを惜しみなく表現した作品です。

ローンチトレーラー公開

HUMANITY』ローンチトレーラー | PS5 (PS VR2対応)、PS4 (PS VR対応)、Steam (PC VR対応) – https://youtu.be/GzfV37LkkNo

本日の発売にあわせて、ローンチトレーラーを公開いたしました。2023年4月に公開した、発売日発表実写トレーラーでは、本物の柴犬を起用し、PART 1“群衆アクション”、PART 2“STAGE CREATOR”と“USER STAGES”、そしてPART 3で“VRモード”と、本作の特徴をフィーチャーしました。今回公開したトレーラーは、その続きのPART 4(最終編)となります。

柴犬が一声「ワン」と吠えるだけで、群衆をコントロールできる本作の設定を元に、世界中の群衆を好き勝手に弄んでしまう可愛らしくも恐ろしい一面は、「死」という概念がない本作においての人間たちの“扱い方”を、コミカルに表しています。

1990年代後半から2000年代のプレイステーション黄金期のエキセントリックで一風変わった日本のテレビCMをイメージした実写トレーラーを、ぜひ一度ご覧ください。

『HUMANITY』ストアページ
PS5/PS4(クロスバイ対応): https://store.playstation.com/concept/233011
STEAM: https://store.steampowered.com/app/1581480/Humanity

『HUMANITY』とは

『HUMANITY』は、これまで「ユニクロ」のTVCMやデジタルサイネージなどのデジタルメディアのディレクション、KDDIスマートフォン端末「INFOBAR」のUIデザイン、NHK教育番組「デザインあ」のディレクションなどを手がけ、多摩美術大学美術学部統合デザイン学科の教授としても活躍するウェブデザイナー/インターフェースデザイナー/映像ディレクターの中村勇吾による、初の本格ゲーム作品です。

エンハンス代表の水口哲也がデモ映像を目にし、強く印象に残ったことから、自らプロデュースを願い出て開発がスタートした本作。中村勇吾率いるクリエーター集団tha ltd.が開発、スタジオ兼パブリッシャーであるエンハンスがレベルデザイン、プロデュース、そしてパブリッシングを担当します。

ゲーム概要

『HUMANITY』の主人公は、柴犬。すべての人類から自我が失われた世界の中で、唯一、理性と意思を保ち続ける、最後の指導者として目覚めた柴犬(プレイヤー)は、意思も目的も失った人間たちを「光の柱」へと導く使命を与えられます。

プレイヤーは一声、「ワン」と吠えるだけで、群衆をコントロールでき、メインのストーリーモードでは、90以上にもおよぶバラエティに富んだステージや、JUMP、TURN、FLOAT、SHOOTといった多彩なアクションなど、ボリューム満点の内容となっています。

また、『HUMANITY』のもうひとつの大きな柱である、自分だけのオリジナルステージを創れる「STAGE CREATOR」を用意。簡単な操作で使いやすく、ユニークなステージを世界中のプレイヤーにシェアして、遊んでいただけます。

「USER STAGES」では他のプレイヤーがシェアしたステージが公開され、カスタムのプレイリストや、タグを使用して検索し、お気に入りのステージを発見・チャレンジできます。

更に、「USER STAGES」はクロスプラットフォーム対応となり、『HUMANITY』のコミュニティが生み出す無数のオリジナリティあふれるステージを、プラットフォームを跨いでお楽しみいただけます。

本作はVRプレイにも対応。『HUMANITY』の世界を覗きこみながら、プレイヤーの指示に従って進む群衆の姿を様々な視点から見渡して、新たな次元の遊びをぜひ体験してください。

HUMANITY® / © 2019-2023 Enhance Experience Inc. © tha ltd. All Rights Reserved.

パブリッシャー: Enhance

発売日:2023年5月16日

デベロッパー: tha ltd.

プラットフォーム:
PlayStation 5(PlayStation VR2対応)
PlayStation 4(PlayStation VR対応)
Steam(PC VR対応)

プレイ人数: 1

ジャンル: パズル、アクション

価格:
$29.99 (US)
€29.99 (Europe)
¥3410 (税込)

レーティング:
ESRB E10+ (Fantasy Violence)
PEGI 7+ (Mild Violence)
IARC 7+ (Mild Violence)

More Information
ストアページ:
PS4/PS5: https://store.playstation.com/concept/233011
STEAM: https://store.steampowered.com/app/1581480/Humanity
公式サイト: humanity.game/ja
公式Twitter: twitter.com/humanitygame
公式Instagram:instagram.com/humanitygame/

Enhance Socials
twitter.com/enhance_exp
instagram.com/Enhance_Experience
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中村勇吾プロフィール

ウェブデザイナー/インターフェースデザイナー/映像ディレクター。1970年奈良県生まれ。

東京大学大学院工学部卒業。多摩美術大学教授。1998年よりウェブデザイン、インターフェースデザインの分野に携わる。2004年にデザインスタジオ「tha ltd.」を設立。以後、数多くのウェブサイトや映像のアートディレクション/デザイン/プログラミングの分野で横断/縦断的に活動を続けている。

主な仕事に、ユニクロの一連のウェブディレクション、KDDIスマートフォン端末「INFOBAR」のUIデザイン、NHK教育番組「デザインあ」のディレクションなど。主な受賞に、カンヌ国際広告賞グランプリ、東京インタラクティブ・アド・アワードグランプリ、TDC賞グランプリ、毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など。

tha ltd.

tha ltd. は、表現と技術の両側面から独自のメディアデザインを試みるデザイナー・プログラマーの集団です。ウェブ・アプリケーション・映像・TV番組・インスタレーション・ゲームなど、さまざまなオンスクリーンメディアのデザインに取り組んでいます。代表:中村勇吾。
https://tha.jp/

エンハンス

エンハンス(Enhance / 本社:米カリフォルニア州)は、2014 年に設立された独立系スタジオ兼パブリッシャーです。創業者である水口哲也の代表作「セガラリー」「スペースチャンネル 5」「Rez」「ルミネス」「Child of Eden」は他に類をみないユニークなプレイ体験をもたらし、世界中で高い評価を得ています。 エンハンスのチームメンバーはXR分野のテクノロジーの進化とともに、今までにない共感覚的な体験や新しいエンターテイメントを創造することに情熱を注いでいます。
enhance-experience.com


ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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