インディーゲームレーベルのWSS playgroundは7月2日、『NEEDY GIRL OVERDOSE』のスピンオフ短編作品集「てんしのたからばこ」を発表した。
対応プラットフォームはPCで、パッケージ版が8月12日と13日に開催されるイベント・コミックマーケット102にて販売される。
また、同作を手がけるにゃるら氏の投稿によると、本作に収録される作品はダウンロード販売を検討しているという。
【100万本記念イベント その2】
— 🎀超絶最かわ🎀てんしちゃん (@x_angelkawaii_x) July 2, 2023
夏コミ用の新しいグッズできた!
わざわざこの企画のため、日本にあと1000個だけ残っていた当時の黒い箱をぜんぶ買い占めた拘りの一品(だから安価にできないのごめんね ; ; )です✨
もちろん中身も凝ったグッズやミニゲームが盛りだくさんだから要チェキ♪ pic.twitter.com/5mIEeT61Xs
『二―ディガールオーバー ドーズ』は最強のインターネットエンジェル(人気配信者)を目指す承認欲求が強いヒロイン「超絶最かわてんしちゃん」との共同生活を描くマルチエンディングのアドベンチャーゲームだ。
本作にてプレイヤーは精神を病んだり、ドラッグをキメたりする「超絶最かわてんしちゃん」のパートナー「ピ」としてDV彼氏のように彼女をコントロールし、フォロワーを増やして人気配信者に仕立てていくこととなる。
作中には現代の邪悪なインターネットや他社性のない閉塞的なユーザーの視線がふんだんに盛り込まれており、モチーフとして「メンヘラ」などと蔑称で消費的に記号化される精神疾患やグロテスクなSNSが登場する。
それらをダークなジョークとして描写する風刺的な作風が話題を呼び、6月30日には同作の販売本数が100万本を突破したことが発表された。
このたび発表された短編作品集「てんしのたからばこ」は、『NEEDY GIRL OVERDOSE』を原作とするミニゲームおよび短編作品が複数収録されたオムニバス形式の作品で、いずれの作品も同作の開発スタッフが手がけたものとなっている。
公開されたパッケージ画像を参照すると「あめちゃんデートノベル」、「しゅーてぃんぐゲーム」「✕✕✕なブロック崩し」「超てんちゃんのお部屋」が収録されることが伺える。また、公式イラストやゲストイラストレーターによるアートワーク、広告イラストなどを100枚以上収録した「アートブック」も付属し、パッケージはPC98時代の外箱を使用した特殊な仕様となる。
上記のほか、にゃるら氏のTwitterアカウントでは「あめちゃんデートノベル」のスクリーンショットなどが公開されている。ゲームの内容は配信時のヒロインではなく「あめちゃん」として日常を送る彼女を描くノベルゲームになりそうだ。
中身のゲームの一つ、『あめちゃん わくわくデートゲーム』を製作しました。自分が書いた文章に、マルイノ(@malluino )先生の美麗なあめちゃんの顔が表示されていく様は、飛び跳ねるほど嬉しかったぜ。
— にゃるら (@nyalra) July 2, 2023
本編でデート描写自体は省かれることが気がかりだったので、この機会に補完できて大満足です。 https://t.co/a26wNHEDj2 pic.twitter.com/UjPfz6BLV8
興味がある読者はにゃるら氏や「🎀超絶最かわ🎀てんしちゃん」の公式Twitterアカウントをフォローして続報を待とう。