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『NEEDY GIRL OVERDOSE』のスピンオフ短編作品集「てんしのたからばこ」発表。PC98仕様のパッケージで、にゃるら氏が手掛ける「あめちゃんデートノベル」収録

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 インディーゲームレーベルのWSS playgroundは7月2日、『NEEDY GIRL OVERDOSE』のスピンオフ短編作品集「てんしのたからばこ」を発表した。

 対応プラットフォームはPCで、パッケージ版が8月12日と13日に開催されるイベント・コミックマーケット102にて販売される。

 また、同作を手がけるにゃるら氏の投稿によると、本作に収録される作品はダウンロード販売を検討しているという。

『NEEDY GIRL OVERDOSE』のスピンオフ短編作品集「てんしのたからばこ」発表_001
(画像は🎀超絶最かわ🎀てんしちゃんの Twitterより)

  『二―ディガールオーバー ドーズ』は最強のインターネットエンジェル(人気配信者)を目指す承認欲求が強いヒロイン「超絶最かわてんしちゃん」との共同生活を描くマルチエンディングのアドベンチャーゲームだ。

 本作にてプレイヤーは精神を病んだり、ドラッグをキメたりする「超絶最かわてんしちゃん」のパートナー「ピ」としてDV彼氏のように彼女をコントロールし、フォロワーを増やして人気配信者に仕立てていくこととなる。

『NEEDY GIRL OVERDOSE』のスピンオフ短編作品集「てんしのたからばこ」発表_002

 作中には現代の邪悪なインターネットや他社性のない閉塞的なユーザーの視線がふんだんに盛り込まれており、モチーフとして「メンヘラ」などと蔑称で消費的に記号化される精神疾患やグロテスクなSNSが登場する。

 それらをダークなジョークとして描写する風刺的な作風が話題を呼び、6月30日には同作の販売本数が100万本を突破したことが発表された。

 このたび発表された短編作品集「てんしのたからばこ」は、『NEEDY GIRL OVERDOSE』を原作とするミニゲームおよび短編作品が複数収録されたオムニバス形式の作品で、いずれの作品も同作の開発スタッフが手がけたものとなっている。

 公開されたパッケージ画像を参照すると「あめちゃんデートノベル」、「しゅーてぃんぐゲーム」「✕✕✕なブロック崩し」「超てんちゃんのお部屋」が収録されることが伺える。また、公式イラストやゲストイラストレーターによるアートワーク、広告イラストなどを100枚以上収録した「アートブック」も付属し、パッケージはPC98時代の外箱を使用した特殊な仕様となる。

『NEEDY GIRL OVERDOSE』のスピンオフ短編作品集「てんしのたからばこ」発表_007
(画像は🎀超絶最かわ🎀てんしちゃんの Twitterより)

 上記のほか、にゃるら氏のTwitterアカウントでは「あめちゃんデートノベル」のスクリーンショットなどが公開されている。ゲームの内容は配信時のヒロインではなく「あめちゃん」として日常を送る彼女を描くノベルゲームになりそうだ。

 興味がある読者はにゃるら氏「🎀超絶最かわ🎀てんしちゃん」の公式Twitterアカウントをフォローして続報を待とう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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