Bokeh Game Studio(ボーカゲームスタジオ)は7月6日(木)、同社が制作しているホラーゲーム『野狗子: Slitterhead』(やくし)について、2023年6月に実施されたユーザーテストの模様を収めた新シリーズ「Dev Diary」の映像を公開した。映像ではプレアルファ版に相当する開発中のゲームシーンが登場しており、今後も開発現場に特化した映像を定期的に公開していくとしている。
『野狗子: Slitterhead』は、ホラーゲーム『サイレントヒル』や『SIREN』などの作品で知られるゲームクリエイターの外山圭一郎氏がディレクターを務めて制作中の新作タイトルである。本作は外山氏率いるBokeh Game Studioのデビュー作であり、2021年のタイトル発表時には崩壊していく世界の風景や人間に擬態した異形のモンスター、そして不思議な力を操る人間たちの戦いが描かれたティザー映像で大きな注目を浴びた。
ユーザーテストは開発中のゲームを一般ユーザーに遊んでもらい、アンケート結果を開発チームにフィードバックするものだ。今回の映像では、ユーザーテストのプロジェクトマネージャーを担当する紺野拓郎氏がナレーションを担当。紺野氏はユーザーの声を受け止めつつも、ゲームプレイのなかで発生するストレスやその先にある達成感などの要素が「開発の意図する印象となっているか」を大事にしていると伝えている。
また、映像のなかでは少人数のテスターで回数を回しながらゲーム体験の修正・改良に繋げていく「定性調査」の重要性や、紺野氏が考える今後の課題が示されている。また、映像のなかではプレイヤーキャラクターとモンスターが戦う様子や多彩な攻撃方法などの要素を部分的に映し出されている。映像の後半では犬を操作して匂いをたどっていくシーンも映し出されており、今後の開発でどのように製品版へ反映されていくのか興味深い内容となっている。
『野狗子: Slitterhead』の続報について興味があれば、YouTubeチャンネルとあわせてBokeh Game Studio公式Twitterアカウント(@BokehGameStudio)の投稿もチェックしておくとよいだろう。