パブリッシャー(販売元)のNeverland Entertainmentは7月20日、中国のOlive Panda Studioが開発を手掛けるデッキ構築型のRPG『北方十字軍の騎士たち』(原題:Krzyżacy – The Knights of the Cross)を発売した。
対応プラットフォームはPC(Steam)で価格は1620円(税込)、7月27日までは期間限定で10%オフの1620円で購入できる。なお、記事の執筆時点では日本語には対応していない。
『北方十字軍の騎士たち』はポーランドの作家ヘンリク・シエンキェヴィッチ氏が手がけたノーベル賞受賞作の小説『北方十字軍の騎士たち(The Knights of the Cross)』を元にしたストーリーを主軸とするデッキ構築型のRPGだ。
プレイヤーは15世紀のポーランド・リトアニア人である若き貴族の青年・ズビスコとなり、領主の娘ダヌーシアを救うべくドイツ騎士団との戦いに挑んでいく。用意されたメインストーリーは原作を踏襲しつつアレンジしたもので、プレイヤーの選択によって物語が変化する形式となっている。
メインストーリーにはダヌーシアを含めてふたりのヒロインが登場し、7章分のメインシナリオと以上のサイドクエストが用意される。
また、キャラクターの立ち絵にあえて採用されている「高解像度」で描画されたピクセルアートにも注目したい。現代風のキャラクターイラストを“精巧なピクセルアート”として描画することで、「中世」の世界観のニュアンスを残しつつ、現代の美意識を携えたキャラクターも同時に楽しめるかたちとなっている。
デッキ構築型RPGとされる本作のゲームプレイは、カードゲームとターンベースのRPGが融合した形式となっており、プレイヤーはコマンドの選択ではなく、構築したデッキのカードでパーティーメンバーの行動を決定していく。
また、自軍のキャラクターはそれぞれ個別のスキルを所持しており、デッキのカードを使用することで強力なスキルを発動できる。
自軍に加えることができるキャラクターは30人以上存在し、用意された条件をこなしたり、それぞれに用意されているストーリーコンテンツをクリアすることで仲間にできる。海賊の船長、賢者の石を求める錬金術師、騎士を目指す貴婦人など多様なキャラクターが登場し、冒険に彩りを与えてくれるだろう。
上記のほか、より硬派な「中世ヨーロッパの世界」を味わいたいユーザーに向けて「キャラクター パック (西洋スタイル)」も用意されている。この機能を使用すれば作中のアートワークが現代風のキャラクターイラストから一転して「15世紀の中世ヨーロッパ」に最適化したアートワークに変更できるという。
15世紀のポーランドを舞台に、デッキ構築型のユニークな戦闘が楽しめる本作。興味がある読者は、本作をプレイしてみてはいかがだろうか。