『ボーダーランズ』シリーズの新作スピンオフとなる『ボーダーランズ・エコービジョン・ライブ』が発表された。発表したのはGenvid EntertainmentとGearbox Entertainment Companyで、Genvidが手掛ける「インタラクティブ・ストリーミング・シリーズ」の一作品になる。
Genvidは現在、『サイレントヒル』の次世代型ライブイベント『SILENT HILL: Ascension』など、有名シリーズのインタラクティブコンテンツを複数制作している企業だ。同社が展開するコンテンツは、いずれも「世界中の数百万人のユーザーによって決定されたストーリーが永続的に確定される」点が特徴だとされている。
発表済みの作品はいずれもその詳細を明らかにされておらず、ほぼすべてが秘密に伏せられているため具体的な内容を把握することは現状難しいのだが、つまり映像を見たりコンテンツに参加した視聴者たちが投票などで物語の行く末を決定し、選ばれなかった選択肢の物語は見ることができず独自のストーリーが紡がれていく……といった内容になるのではないかと予想される。
今回発表された『ボーダーランズ・エコービジョン・ライブ』では、Eden-6の辺境の街グレイウォーター・ジャンクションを舞台に8人のヴォルト・ハンター志願者が登場し、苦難を乗り越えていくことになる。アマチュア冒険者である彼らの命運をユーザーたちが決定していく内容となるようだ。
また、『ボーダーランズ・エコービジョン・ライブ』とあわせて「DCコミックス」のIPを軸とした『DC Heroes United』も今回発表されている。こちらは著名なアーティスト、テリー・ドッドソン(Terry Dodson)氏とタッグを組んで制作。スーパーマン、ワンダーウーマン、バットマンといった「DCコミックス」スーパーヒーロー、スーパーヴィランが登場し、ゴッサム・シティに魔法の「運命の塔」が出現する。
こちらの発表ででは具体的な選択による変化が記載されており、たとえば「視聴者は、ダークナイトとマン・オブ・スティールがうまくやっていけるのか、互いに信頼し合えるのかどうか、そしてその度合を決める」ことになるという。ゴッサム・シティでワンダーウーマンとスパイダーマン(※プレスリリースの記載ママ)が犯罪と戦うことに、バットマンはどう反応するのか、レックス・ルーサーは自分の暗い欲望に屈するのか、といった選択も示唆されている。