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『フォートナイト』主要スタッフのドナルド・マスタード氏が9月末でのEpic Games退社を表明。約25年におよぶゲーム業界でのキャリアに幕を引く

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 バトルロイヤルゲーム『フォートナイト』で知られるEpic Gamesの最高クリエイティブ責任者(以下、CCO)を務めていたドナルド・マスタード氏は、2023年9月末でEpic Gamesを退職し、約25年のキャリアから引退する旨を自身のXアカウント(@DonaldMustard)経由で伝えている。

 マスタード氏は、自身が共同設立者となったゲームスタジオのChair Entertainmentで2005年からゲーム業界に従事してきたクリエイティブディレクターだ。同社はEpic Gamesの手で2008年に買収され、SF作家のオースン・スコット・カード氏による小説を原作とする探索型アクションゲーム『Shadow Complex』や、iOS向けアクションRPGとして金字塔を打ち立てた『Infinity Blade』シリーズなどの作品を手がけてきた。

 その後、マスタード氏は2016年に現職であるEpic GamesのCCOへ就任。「サービス型ゲームの配信」を目標にしていたEpic Gamesの方針を推し進める形でヒーロー収集RPG『Battle Breakers』やVRシューティングゲーム『Robo Recall』、そしてスタジオの代名詞ともいえる『フォートナイト』などの作品に携わっている。

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(画像はEpic Games「Infinity Blade Trilogy Says Goodbye」より)
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(画像はフォートナイト バトルロイヤル チャプター4 シーズン4: Last Resortの概要より)

 退職を伝える文章のなかで、マスタード氏は「フォートナイト コミュニティに“喜びと楽しみ”をもたらすため日々努力しているチームの一員になれたことを光栄に思う」と尊敬や感謝の意を示すとともに、退職後について「フォートナイトの未来を皆さんと楽しめることが今から待ちきれない」といちプレイヤーとしての想いも伝えている。

 なお、Epic Gamesではアクションアドベンチャーゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』における主人公「クレイトス」のデザインやマーベル・スタジオズでのビジュアル開発主任を務めてきたチャーリー・ウェン氏がCCOの後任として就任する予定となっている。

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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