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阪神の18年ぶり“アレ”にあわせて「バーチャル道頓堀」で飛び込むVRChatユーザー集会が開催。「現実ではやってはいけない」とされることを安全に楽しめるスリリングな催し

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 プロ野球にて阪神タイガース18年ぶりの”アレ”が決まりそうな9月14日(木)、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」のユーザー界隈で合法的に道頓堀で“アレ”しようとしている人たちがいるようだ。VR・バーチャル分野のブロガーとして活動する燕谷古雅さんが自身のXアカウント(@Tsubameyakoga)上でのアンケートを通して発起人となり、「バーチャル道頓堀」でダイブする突発的なユーザー集会の開催が決定している。

 イベントは阪神タイガース優勝が決定した日の夜22時から23時まで。メイン会場は燕谷さんホストのインスタンス【※】だが、燕谷さんは混雑による接続障害やユーザー間のトラブルを回避するため、分散インスタンスの設置および並行イベントの開催をおすすめしている。

【※】インスタンス:元となるデータをもとに複製されたバーチャル空間あるいは部屋の概念。誰でも入場できる「Public」や、インスタンス内にいる人のフレンドまで招待できる「Friends+」など、インスタンスを設置する人の設定によって入場条件は異なる

 大阪・道頓堀では阪神タイガースが優勝と「グリコサイン」でおなじみの戎橋へ集まったファンによって開かれる集会が恒例となっているのだが、1985年のリーグ優勝時には近くのケンタッキー・フライド・チキンに設置されていた「カーネル・サンダース人形」が道頓堀川に投げ込まれる事態が発生。2003年の優勝時にはおよそ5300人のファンが戎橋から川に飛び込み、死亡1名のほかけが人を複数出すなど、過去にいくつかの事故・トラブルが起きた事実も知られている。今回、大阪市は大阪府警と連携して約1300人の警官を動員し、通行規制をはじめとする警戒態勢をとる方針を示している。

 今回のイベントは、2023年3月に有志グループ「VRChat関西部」が公開した再現ワールド「【JP】Virtual Dotonbori in OSAKA」にて実施される。ワールド内では戎橋の周辺だけでなく、巨大なカニの看板や餃子の有名チェーン店を模した飲食店の通りなど、にぎやかな道頓堀の雰囲気を楽しめるようだ。

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(画像はVRChat「【JP】Virtual Dotonbori in OSAKA」より)

 「現実ではやってはいけないこと」を安全に楽しめることは創作物としてのバーチャル空間ならではの体験だ。「VRChat」はVRヘッドセットがなくてもPC単体で起動して楽しめるほか、今回のイベントも必ずしもプロ野球ファンである必要はないため、興味があればお祭りや祝いごとのひとつとして楽しんでみるとよいだろう。

 そして、現実での道頓堀での飛び降りはしないようくれぐれも注意されたい。

阪神の18年ぶり“アレ”にあわせて「バーチャル道頓堀」で飛び込むVRChatユーザー集会が開催_002
(画像はVRChat「【JP】Virtual Dotonbori in OSAKA」より)
ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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