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Microsoft、Activision Blizzardの買収が完了見込みであることを公式ブログで報告。『Call of Duty』や『キャンディークラッシュ』の大手ゲーム会社がXboxの傘下へ

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 Microsoftは10月13日(金)、公式ブロク上で「XboxチームにActivision Blizzard Kingの伝説的チームを迎え入れる」と題した記事を公開し、Activision Blizzardを正式に歓迎すると、買収が完了見込みであることを報告した。

 これは後述するCMAによる承認が下され、買収への障壁がほぼ無くなったことを受けて発表された”勝利宣言”だ。もとは2022年1月に発表された今回の買収は、当時その買収額が687億ドルにものぼることが明らかにされていた。紆余曲折を経たものの、当初の発表通り2023年度内に完了する見込みとなる。ゲーム業界がひとつ、大きな変動を迎える。

 『Call of Duty』シリーズを手掛けるInfinity Ward、Sledgehammer Games、Treyarchh、『キャンディークラッシュ』のKingなど、多数の人気ヒット作を有する開発スタジオを傘下に収めてきたActivision Blizzard。しかし2021年7月、セクシャル・ハラスメントなどの不適切行為が社内で発覚し大きな問題へと発展した。再建できるのか注目が集まっていたさなか、2022年1月にまさかの買収を発表したのがMicrosoftだ。

 この買収には米連邦取引委員会(FTC)が独占禁止法違反の疑いで差し止めを要求しており、仮差止請求が棄却されたためFTCはその判決に対し現在控訴中。だが12月にその判決が下される前に、Microsoftの買収は完了するものと見られている。

 また、イギリス競争市場庁(CMA)はクラウドゲーム市場での独占の影響を考慮し買収のゴーサインを出してこなかったが、MicrosoftがActivision Blizzardのゲームのクラウドストリーミング権利をUbisoftに売却するなどの対処を取った結果、形本日日本時間の10月13日に買収が承認された。

 Xboxの発表記事では、Activision Blizzardの作品をXbox Game Passやその他のプラットフォームに導入するための作業を開始しており、今後数ヶ月以内に情報を発表すると伝えられた。

 また「Xbox、PlayStation、Nintendo、PC、モバイルのいずれでプレイするファン」であっても大歓迎であるとのコメントも。たとえお気に入りのゲームのプレイする場所がXboxでなくとも、「全員がプレイすれば全員が勝利」だと締めくくられている。

編集
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn

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