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『F-ZERO』への愛とリスペクトを感じるSFレースゲーム『Aero GPX』が開発中。空も飛べる高速マシンで3Dのコースを超絶スピードで駆け巡る

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 インディーゲームクリエイターのAaron McDevitt氏により、新作コンバットレースゲーム『Aero GPX』が開発中だ。本作はSteam上でストアページが公開されており、リリースは2024年内が予定されている。

 『Aero GPX』はスペースオペラ調の世界観が特徴的な3Dレーシングゲームとなっている。Steamストアページで公開されている紹介映像からは、立体的な構造のコースをマシンがスピーディーに駆け回っている様子が垣間見られる。平面の道路を走行するだけでなく、チューブ状のトンネルやジェットコースターのようなループ構造の地形なども多数存在する。

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(画像はSteam『Aero GPX』ストアページより)

 さらに、「フライト」と呼ばれるトリックを用いることで空中を飛行する場面もあるようだ。空中ではホーミング攻撃や急降下など、高低差を生かしたアクションを用いることができる。
 現実離れしたバリエーションに富んだコースをダイナミックに走行する楽しみが本作の魅力であるだろう。

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(画像はYouTube「Aero GPX – Kickstarter Trailer」より)

 本作ではマシンの臨場感あふれる操作性を重視しているとのことだ。ハンドリングや機体のコントロールに関して緻密な調整がなされているらしく、まるで「自分がゲームのキャラクターとなったかのような」没入感のある操作が可能となっている。

 基本的な操作のほかにも多数の応用的なスキルをプレイヤー次第で行うことができ、よりタイムを縮めるために独自のテクニックを極めていくという遊び方もできそうだ。

 また、本作では30人同時対戦のルールが取り入れられている。多数の高速マシンによる手に汗握るレースが楽しめることだろう。単に速さを競うだけでなく、ブーストターボやスピンアタックなどを駆使して相手を妨害することも可能だ。各マシンにはヘルスゲージが設定されており、ライバルからの攻撃や壁にぶつかることなどで減少していく。ヘルスがゼロになったプレイヤーは脱落となるため、速さを追求するだけでなく、積極的に相手に攻撃をしかけたり、常に妨害を警戒しつづけるといった要素も必要となる。アクションゲームのような駆け引きも重要になってくるだろう。

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(画像はSteam『Aero GPX』ストアページより)

 本作のビジュアルやゲームシステムは、2023年9月にシリーズ最新作『F-ZERO 99』がリリースされ世界的に大いに話題となった任天堂のレースゲーム『F-ZERO』シリーズからの影響を如実に感じさせるものとなっている。同作の持ち味となっている圧倒的なゲームスピードやアクション要素のある対戦はそのままに、それらの要素を現代的にチューンアップしつつ独自のオリジナル要素を盛り込んだものとなっている。
 どこか懐かしさを感じさせるキャラクターデザインやハードロック調のBGMも本作も持ち味であるといえるだろう。

 Aaron McDevitt氏の公式Xアカウントでは、『Aero GPX』についての開発進捗や情報が公開されている。マシンに乗ってレースのスタートラインに立つことを心待ちにしながら、続報を待とう。

ライター
かわいいゲームとこちらの価値観を揺さぶってくるようなゲームをたくさんプレイしたい。『シルバー事件』と『ナイト・イン・ザ・ウッズ』から多大な影響を受けたことにより、現在小説家としても活動中。

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