ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2020年にPS4向けに発売された『The Last of Us Part II』のリマスター版となる『The Last of Us Part II Remastered』を2024年1月19日(金)にリリースすることを発表した。
本作では操作性やグラフィックの向上のほか、新しいゲームモードが追加される。
「NO RETURN」と題された新モードは、ローグライクのシステムが採用されたサバイバルアクションとなる。ランダムに配置された敵との戦闘を行っていくものになる。自分好みにキャラクターの強化やカスタマイズなどを行ってサバイバルを生き抜く体験ができるだろう。スコアなどをオンラインで共有して世界中のプレイヤーと競い合うことも可能だ。さらに、本モードでは「レブ」など、本編ではプレイアブルではなかったキャラクターを操作して遊ぶこともできる。
また、ゲーム本編において非常に印象的な場面であった、主人公の「エリー」や「ジョエル」がギターを演奏するシーンにも追加要素が見受けられる。「ギター演奏モード」が新たに実装され、より自由度やリアリティのある演奏が可能となるようだ。原作でギターを演奏するシーンでは、デュアルショックのタッチパッドとアナログスティックを用いることでプレイヤーが実際にギターを弾いているかのような操作感を味わうことができた。演出面や操作性がパワーアップするリマスター版では、さらに臨場感のある雰囲気を感じられそうだ。
さらに、オリジナル版に収録されなかった未公開ステージを見ることのできる開発者コメンタリーや、キャラクターを演じた俳優陣によるカットシーン解説なども収録される。それらは衝撃的なシナリオと常に緊張感の途切れない秀逸なデザインでゲーム史に名を残した『The Last of Us Part II』の世界をより深く知ることができるものとなっている。
なお、すでにPS4のオリジナル版を所持しているユーザーは、1190円でPS5のデジタル版にそのままアップグレードすることができる。セーブデータのインポートも可能だ。
『The Last of Us Part II』はノーティードッグによる開発のサバイバルホラーゲームだ。文明が崩壊し、ゾンビのようなウイルスの感染者「インフェクテッド」のはびこるアメリカを舞台とする。前作の主人公「ジョエル」の死により幕を開ける、「エリー」と「アビー」の2人の人物それぞれの相反する視点から描かれる重厚かつ多面的な物語は多くの賞賛と反響を呼び、2020年のゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した。