手塚プロダクションが運営する公式X(旧称Twitter)アカウントは11月22日(水)、同社が管理するマンガ『ブラック・ジャック』が連載開始50周年を迎えることを記念し、11月22日0時から11月23日(木)23時59分までの48時間限定で、電子書籍版『ブラック・ジャック』を全巻無料で閲覧できる特別企画の開始を発表した。
本キャンペーンはAmazonが展開する「Kindle Store」やカドカワの「BOOK☆WALKER」、ヨドバシカメラの「ヨドバシカメラ.com」など数多くの書店が参加している。
ちなみに、本キャンペーンでは『ブラック・ジャック』だけでなく手塚治虫が『ブラック・ジャック』を生み出すなかで起きた様々な出来事を描くノンフィクション・マンガ『ブラック・ジャック創作秘話 手塚治虫の仕事場から』などスピンオフ作品3作品も無料公開されており、総冊数は4作品あわせて全51冊となっている。
\読もう!ブラック・ジャック/
— 手塚プロダクション/手塚治虫【公式】 (@TEZUKA_goods) November 21, 2023
ついにB・Jファン狂喜乱舞の48時間の幕開けです🎊
11/22・11/23 限定!!!!!
◆ブラック・ジャック
◆ヤング ブラック・ジャック
◆ブラック・ジャック創作秘話 手塚治虫の仕事場から
◆Dr.キリコ~白い死神~
ぜーんぶ無料!
▼詳細▼https://t.co/baP4N5PPsx pic.twitter.com/MLdep5nbWR
『ブラック・ジャック』は日本の漫画家、手塚治虫が執筆し1973年から1983年にかけて雑誌「週刊少年チャンピオン」で連載したマンガ作品である。作中では天才的な手術の腕前を持ちながら無免許を貫く医者「ブラック・ジャック」を主人公として、様々な患者たちとの交流や治療を描く。
免許を持たないヤミ医者として、資産家からの依頼に目が飛び出すような大金を請求することもあれば、子どもや貧者からわずかな対価だけを受け取って治療するなど多彩な人間ドラマを展開。作者の手塚自身も大阪帝国大学の医学専門部を卒業しており、確かな医学知識に裏付けされた精緻な表現とマンガらしい大胆なフィクションの混在した巧みな作劇など数々の点で評価され、NHKの報道によると2020年の時点でコミックスの累計発行部数は国内のみで4700万部を突破している。
今回の発表された無料公開作品は『ブラック・ジャック』全25巻にくわえ、主人公のブラック・ジャックの若き日を描いた前日譚『ヤング ブラック・ジャック』全16巻。
手塚が『ブラック・ジャック』を創作する様子や当時の周辺人物たちの衝撃的なエピソードを描いたノンフィクション・マンガ『ブラックジャック創作秘話』全5巻。
原作に登場し苦しむ患者を安楽死させてゆく重要キャラクター「ドクター・キリコ」を主題とした『Dr.キリコ~白い死神~』全5巻。
以上、全4タイトル51冊におよぶ。キャンペーンの参加書店は17店舗と非常に多いため、詳細は公式サイトを確認して欲しい。
本キャンペーンの無料公開期間は二日間と非常に短いものの、11月23日は日本では祝日であるため、『ブラック・ジャック』に興味のある方はこの機会に気になる作品を読破してみてもいいかもしれない。