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未来の南極で「違法な目玉焼き」を調理して売りさばくSF料理ゲーム『Arctic Eggs』が無料で配信開始。マウスで行うフライ返しが地味に難しい

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個人ゲーム開発者であるThe Water Museum氏は12月18日、南極を舞台とするSF料理ゲーム『Arctic Eggs』を配信開始した。

配信プラットフォームはPC(itch.io)で価格は無料、購入時に任意の金額を入力することで開発者にドネーションをすることも可能だ。

『Arctic Eggs』は未来の南極を舞台に、養鶏場の行商人して違法な卵を目玉焼きとして調理し、売りさばくアドベンチャーゲームだ。

ゲームプレイはフィールド上のキャラクターの要望に応じて卵を調理すること。フライパンの操作がマウスのセンサーに対応しており、客の注文に応じて目玉焼きの両面を焼くべく、フライ返しなどを行う必要がある。

未来の文化の調理法により目玉焼きと共に「タバコ」を炒めて香りづけをする必要があったり、魚やソーセージ、タバコのみを調理するケースも存在する。注文に応じる以前に、そもそもの目玉焼きの調理がシンプルながらやや難しく、やり応えのある作品となっている。ちなみに、フライパンのコントロールに関しては、マウスの感度調節が有効であるだろう。

ビジュアルはいわゆる「PS1ライク」なスタイルで、シュールさと無骨さが同居した作中の世界も魅力的だ。プレイヤーの最終目的は行商人を行いながら「南極からの脱出」をすることであり、閉塞感のある、未来の南極大陸で見事なフライパン裁きを披露し、未来を切り開いていこう。

本作は指定された期間で短編作品を制作するゲームジャム・BIGMODE Jam 2023に開発者が参加し制作された作品となっている。The Water Museum氏のほか、CDbunker2氏、Cameron Ginex氏、A.B. Marnie氏により共同で制作されている。

なお、本作が現時点で複数の不具合が存在しており、 チュートリアル セクションで卵を高くひっくりかえし過ぎると、新たな卵が発生し調理が終わらなくなってしまったり、フルスクリーンでないと、マウスの感度が低すぎてプレイできなかったりする。ストアページに掲載されている注意事項に気を付けながら、ユニークな本作を楽しもう。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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