クリストファー・ノーラン監督作品『オッペンハイマー』が日本国内で3月29日(金)に劇場公開されることが明らかとなった。配給はビターズ・エンドとなる。
クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』の日本での公開日が3 月29 日(金)に決定致しました。
— ビターズ・エンド 公式 (@BittersEnd_inc) January 24, 2024
また第96 回アカデミー賞®にて、最多13 部門にノミネートされました。
▼ノミネートの詳細はこちらhttps://t.co/P4n2xqQuHa pic.twitter.com/9Ghpgf1pPJ
本作は世界初の原子爆弾を開発し、「原爆の父」と称される理論物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材とした伝記映画だ。監督は『メメント』『ダークナイト』『TENET』などのクリストファー・ノーラン、作中でオッペンハイマーを演じる主演俳優はキリアン・マーフィーとなっている。ほか、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.などが出演する。
2006年にピュリッツァー賞を受賞したノンフィクション『オッペンハイマー:「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』を下敷きとし、オッペンハイマーの苦悩や葛藤などの内面を描くという内容になっている。
『ゴジラ‐1.0』が2024年「アカデミー賞視覚効果賞」にノミネート。日本映画で同賞のノミネートは史上初。『君たちはどう生きるか』も長編アニメ賞にノミネート。授賞式は3月11日に開催
日本時間の1月23日(火)に発表された第96回アカデミー大賞では監督賞や作品賞をはじめ、脚色賞、主演のキリアン・マーフィーに対する主演男優賞など、13の部門でノミネートを果たした。この記録は実在の人物を題材にした伝記映画で歴代1位となる。
アメリカ国内では2023年7月に公開され、2024年1月時点で9億5000万ドル以上の世界興行収入を記録している。また、1月8日(月)に発表されたゴールデングローブ賞においても作品賞、監督賞を含む最多5部門を受賞している。
本作の日本公開は全米公開から8ヶ月後となった。配給にあたって、ビターズ・エンドは「本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定いたしました」とのコメントを残し、「伝統的な作劇手法を超越した唯一無二の映画体験には、大スクリーンでの鑑賞が相応しいと考えております」と本作の特色について語っている。
海外では「ノーランの最高傑作」との声も上がっている『オッペンハイマー』の日本公開日が無事に決定したことは喜ばしい。続報をチェックしつつ、公開日を待とう。