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カオスな80年代ギャグノベル『ふりかけ☆スペイシー』のセール理由が「ウィッシュリストに入れたのに買ってない人」1万人突破の記念でユニークすぎる。最安値の20%オフセール、ネオ昭和を舞台に「ブリ耳少女」の珍道中を描く

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独立系のゲーム開発チームであるよんとんトマチンは3月15日、ネオ昭和を舞台に奇天烈な旅路を描くギャグビジュアルノベルゲーム『ふりかけ☆スペイシー』に関して、「ウィッシュリストに入れたのに買ってない人」が1万人を突破したと発表した。

これを記念し、『ふりかけ☆スペイシー』が通常価格1500円(税込)のところ、20%オフの1200円で販売されるセールが開始。過去最安値となっており、セール期間は3月22日までとなる。

『ふりかけ☆スペイシー』普通ではない謎の時代「ネオ昭和」を舞台に、あらゆるオタク知識をカバーする‟ブリ耳”の主人公「さぁたん」の荒唐無稽でドタバタとした珍道中を描くギャグビジュアルノベルゲームだ。

「さぁたん」がネオ昭和に迷い込み開幕する物語では、ネオラップバトルや、児童の体内の冒険、宇宙テニス甲子園での激戦などが展開。随所で挿入されるアニメーション演出によりテンポよく不条理ギャグを楽しめる。

本作のSteamストアページを参照すると、115件のレビュー中99%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。コアなファンから強く愛される作品となっている。

本作の最大の特徴は、80年代を中心とするアニメ、ゲーム、映画、音楽、芸能人などへのオマージュが多用されている点だ。

作中には80年代を象徴するような人物が登場するほか、田中康夫が1980年に発表した小説『なんとなく、クリスタル』を彷彿とさせる固有名詞などの解説機能・ネオ昭和辞典が実装されている。さらに、セル画風のアートワークや「ブラウン管」風のフィルター機能でネオ昭和気分を存分に味わえる。

また、作中にはネットレーベル・OCIRCO RECORDSを運営する「たろおみ氏」が手掛けた愉快なパロディー楽曲も多数収録され、本編とは一切関係のない占い機能も搭載。理屈をスっ飛ばしたジョークが好きな方には、特に楽しめる作品であるだろう。

なお、本作の続編にあたる作品『ふりかけ☆スペイシーOVA ベトナム・カンボジア・タイ・フィリピン編』が開発中だ。

同作では「日本崩壊?」により難民となった「さぁたん」たちが東南アジア諸国で大暴れする作品とされ、引き続き前作で味わえた不条理ギャグに期待が高まる。

ウィッシュリストに登録しているが未だ購入していない方、未だウィッシュリストに登録していなかった方は、ぜひ本作をお得に購入してみてはいかがだろうか。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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