KADOKAWAは4月3日(水)、ホラー小説『新約・コトリバコ』を発売した。
本作は日本近代以降最悪の呪物「コトリバコ」を強奪したテロリストが「我々に日本国の主権を譲渡せよ。二十四時間以内に行わなければ、コトリバコの呪いを全日本国民に向けて解放する。」と宣言、その奪還のために奔走する特務部隊「異形厄災霊査課(イヤサカ)」 の隊員を描く作品だ。
また、同名のTRPGシナリオを原作としており、「主要登場人物5人分のキャラクターシート」と「イヤサカ装備データ」をふくむゲームデータ集も付属するとのこと。なお、電子書籍版には付属しないので注意が必要だ。
本作の原案を務めるのは、TRPGシナリオ版を制作したまだら牛氏。このほかにも『狂気山脈~邪神の山嶺~』、『新約・きさらぎ駅』を手がけている。また、著者である手代木正太郎氏はゴシックホラーの世界観でミステリーを描く『涜神館殺人事件』を執筆しており、本作のホラー演出にも期待が高まる。
原作でキャラクターデザインなどを手がけたヨタロー氏による、美麗ながらも禍々しい雰囲気を感じさせるスタイリッシュな表紙イラストも魅力だ。
価格は税込1870円。電子版と単行本のふたつの形態が展開されている。