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アラスカの先住民「イヌピアット」の協力を得て制作されたパズル・アクションゲーム『Never Alone 2』正式発表。オンラインおよびローカルでの協力プレイに対応。前作は遊びながら異文化を知る教育的な側面が高く評価された作品

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Humble Gamesは、インディーゲーム情報番組「Triple-i Initiative 2024」にて、アラスカの先住民を題材にした横スクロールのパズル・アクションゲーム『Never Alone 2』を正式に発表した。

発売時期、対象プラットフォームとも未発表。

『Never Alone 2』は、アラスカ北極海沿岸に住む先住民「イヌピアット」の協力を得て制作されて2014年に発売された『Never Alone』の続編。

前作はゲーム部分のほか、「イヌピアット」を取材した見ごたえある映像ドキュメンタリーが視聴することが可能で、異文化などを知る教育的な側面を持つゲームとしても高く評価された。

なお「イヌイット」はアラスカ、カナダ、グリーンランドの先住民の総称、もしくはカナダやグリーンランドの先住民の総称として用いられることがあるが、アラスカ北部のイヌイットは「イヌピアット」とも呼ばれ、固有の言語・文化的特徴・歴史的背景を持っている。

「イヌイット」という呼称は、カナダやグリーンランドの先住民が自称として用いることが多いが、アラスカ北部の先住民は自らを「イヌピアット」と自称している。

『Never Alone 2』発表。アラスカの先住民「イヌピアット」の協力を得て制作されたパズル・アクションゲーム_001
(画像はYouTubeより
『Never Alone 2』発表。アラスカの先住民「イヌピアット」の協力を得て制作されたパズル・アクションゲーム_002
(画像はYouTubeより
『Never Alone 2』発表。アラスカの先住民「イヌピアット」の協力を得て制作されたパズル・アクションゲーム_003
(画像はYouTubeより
『Never Alone 2』発表。アラスカの先住民「イヌピアット」の協力を得て制作されたパズル・アクションゲーム_004
(画像はYouTubeより

続編となる本作は、前作の主人公であるヌナと相棒であるキツネが続投するようで、オンラインおよびローカルでの協力プレイに対応。厳しい凍ったツンドラから太古の柳が生い茂る森の谷まで、さまざまな環境を探索することになる。精霊とのつながりを築きつつ、イヌピアットを脅かす壮大な謎を解き明かすことになる。

本作でも、イヌピアットに伝わる、長老、作家、語り手、コミュニティのメンバーで語り継がれた民間伝承をモチーフとしているという。

なお対象プラットフォームは明言されていないが、Humble GamesがSteamでも情報発信しているため、Steamが有力と思われる。

『Never Alone 2』の発売時期は不明。今後の続報に期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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