Epic Gamesにて、カルト的な人気を誇るゲーム『LISA』の続編2作品を収録した『LISA: Definitive Edition』が5月3日まで無料で配布中だ。なお、日本語に対応している。
本作では、飲むと何も感じなくなるという謎の薬物“ジョイ”の中毒者であるブラッドが、女性が非常に希少である荒廃しきった世界で行方不明となった女の子「バディ」を探しに行く物語が展開される。プレイヤーの選択はゲームの進行に影響を与えるようで、仲間を生かすために犠牲をはらって手足を失うべきか選択するようなシーンもあるようだ。
『LISA: The Painful』の冒頭は、主人公ブラッドの幼少期が描かれる。いじめられている幼馴染をかばってボコボコに殴れてしまうブラッドは、粗暴な父と赤ん坊が眠る家で静かに涙を流す。成長してひげ面になったブラッドは、幼馴染と共にたくましく暮らしていたところ、赤ちゃんを発見する。その赤ちゃんは、性別を確認したところ女性であった。
赤ちゃんを軍に引き渡せば多額の報酬を獲得できると息巻く幼馴染をよそに、ブラッドは赤ちゃんに「バディ」と名付け、この廃れた世界から救うため地下に隠し続けることを誓う。
父の幻覚から逃れるために“ジョイ”を服用し続けていたブラッドは、バディのために薬を崖下に廃棄して、幼馴染とともに育児を続けた。しかし、彼は常に幻覚に悩まされることになり、結局は薬を拾いにいき、酒にもおぼれていく。
ある日、幼馴染が惨殺されている現場に遭遇したブラッドは、最後の力を振り絞った友人から「バディはさらわれた」と聞かされる。ブラッドは行方不明となったバディを探すため、ものすごく強い戦士を自称する青髭の男「テリー」を連れて旅に出る。
本作の戦闘システムはコマンド式で、主人公のブラッドはアームストロング流という独特の攻撃スタイルを持つ。これを選択すると、格闘ゲームのようにパンチや必殺技を次々と放てる。△△×など、特定のコンボを入力するとスキルが発動する仕組みだ。
セーブするには何故だかカラスに話しかけると可能で、キャンプファイアでは体力を回復しつつパーティメンバーとの会話を楽しめるといった要素も存在する。出現する敵は100種を超えるようで、仲間になるキャラクターは最大で30人いるようだ。
なお、冒頭で説明したとおりプレイヤーは自身の選択次第で腕や目などを失う場面もあり、ステータスや攻撃方法に影響を与える可能性がある。また、巨額の富を得るためにロシアンルーレットに仲間を賭けるような所業も可能となっており、失った仲間は二度と戻ってこない過酷な仕様だ。
日本語にも対応した『LISA: Definitive Edition』はEpic Gamesにて5月3日まで無料で配布中だ。各・プラットフォームでも発売中なので、本作が気になった方はぜひ公式サイトなどを参照してみてほしいなお、初代『LISA: The First』はSteamにて無料で配布されている。