デジタルコンテンツの販売・制作と海外版権の仲介事業を展開するデジタルカタパルトは、白泉社の「ヤングアニマル」で連載されている漫画『ベルセルク』の英語版・フランス語版ボードゲームを制作し販売すると発表した。
本作はヨーロッパ、北米を筆頭に全世界で発売される予定。ただし、現時点で制作完了および販売開始の時期は未定としている。
原作・三浦建太郎氏による漫画『ベルセルク』は剣と魔法、そして魔物が存在する世界を舞台に、主人公「ガッツ」ら人間たちの壮絶な生き様を描いたダークファンタジー作品である。三浦氏は2021年5月に逝去しており、現在は「完結までのストーリーをすべて聞かされていた」漫画家・森恒二氏による監修のもと、三浦氏の弟子が所属する「スタジオ我画」の作画で連載を継続している。
発表によると、今回のボードゲーム制作はDCコミックス作品『バットマン』のボードゲーム「Batman: Gotham City Chronicles」や、映画『コナン・ザ・バーバリアン』を原作とする「Conan」などの製品を手がけてきたフランスのMonolith Board Games社が担当するという。
なお、今後の続報については、Monolith Board Games社公式のニュースレターや公式ブログを介して伝えられるようだ。英語もしくはフランス語での配信となるようだが、もし興味があればチェックしておくとよいだろう。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
白泉社「ベルセルク」全世界向けボードゲーム制作、販売決定!
デジタルカタパルトは白泉社の人気マンガ「ベルセルク」の英語版・フランス語版ボードゲームを全世界に向けて発売することを決定しました。
デジタルコンテンツの販売、制作、海外版権仲介を行っているデジタルカタパルト株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:西山 毅彦)は、株式会社白泉社(本社:東京都千代田区、代表取締役:菅原弘文)「ヤングアニマル」で連載中の「ベルセルク」の英語版、フランス語版ボードゲームを制作、世界販売することが決定しました。
設計制作、販売をDCコミックス「バットマン」などのボードゲームを手掛け世界的に評価の高いフランスのボードゲームメーカーMonolith Board Games 社(モノリスボードゲームズ)が行います。今回制作を開始する「ベルセルク」は、その壮大なストーリーと緻密な作画で国内外の多くのファンを魅了してきました。本格的なボードゲーム化により、高いゲームデザイン力と「ベルセルク」の魅力が融合し、プレイヤーは原作のエッセンスを忠実に再現したゲームプレイを楽しむことができます。制作完了、販売開始時期は未定ですが、ヨーロッパ、北米を始め全世界で発売される予定です。当社はこれまでにも、国内人気マンガのキャラクターのフィギュアライセンス販売代理など、マンガコンテンツの国外ライツ販売に取り組んで参りました。今後も、世界中で高まるマンガコンテンツの世界販売に注力して参ります。
Monolith Board Games Facebookでの公開ページ
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■デジタルカタパルト株式会社について
デジタルカタパルト株式会社は、コンテンツを世界へ展開する為に設立されました。現在、日本出版社の代理人として、翻訳出版・配信、ゲーム化、映画化などを含む15カ国以上での展開をサポートするエージェント業務、デジタルコミック販売サイト「ソク読み」、他の総合電子書籍サイトへのコンテンツ・アグリゲーション、オリジナル電子コミックの制作・販売、電子コミックファイルの制作受託を行っています。