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狂気的なコンセプトアートが話題になった『Year of the Ladybug』が3年ぶりに新たな動き。ティザートレーラーが公開され「ビジュアルノベル」として展開へ。2024年秋に何らかの情報が公開予定

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アーティストのデイヴ・カン氏は、ビジュアルノベル『Year of the Ladybug』を発表した。あわせてティザートレーラーを公開している。

トレーラーの最後には「2024年秋」とアナウンスされている。日本語に対応している。

『Year of the Ladybug』は、コンセプト・アーティストのデイヴ・カン氏が手がけるホラービジュアルノベル。

本作は多くのユーザーから期待を集めたものの紆余曲折あったプロジェクトとして知られている。2016年にカン氏がコンセプトアートや、ストーリーやシステムの構想を記したトレイラーを発表したところ、その奇怪で嫌悪感を感じさせるアートデザインから、世界中、特に日本と韓国のホラーゲームファンから大きな反響があった。

当初は三人称サバイバルホラーの開発プロジェクトとして構想しており、カン氏はトレイラーを通して、共同開発者を募ったが、開発会社を見つけることはできず、惜しまれつつも2017年に開発中止が発表された。翌年には、カン氏は本作のアートブックをクラウドファンディングを通じて販売している。

『Year of the Ladybug』が3年ぶりに新たな動き。ティザートレーラーが公開、「ビジュアルノベル」として展開_001
(画像はYouTubeより
『Year of the Ladybug』が3年ぶりに新たな動き。ティザートレーラーが公開、「ビジュアルノベル」として展開_002
(画像はYouTubeより
『Year of the Ladybug』が3年ぶりに新たな動き。ティザートレーラーが公開、「ビジュアルノベル」として展開_003
(画像はYouTubeより
『Year of the Ladybug』が3年ぶりに新たな動き。ティザートレーラーが公開、「ビジュアルノベル」として展開_004
(画像はYouTubeより
『Year of the Ladybug』が3年ぶりに新たな動き。ティザートレーラーが公開、「ビジュアルノベル」として展開_005
(画像はYouTubeより

※画像は以前に話題になった『Year of the Ladybug』のコンセプトアート

また2020年にはプロジェクトの継続を発表し、日本人の経験豊富なプロデューサーと接近したことを明らかにしていたが、こちらもその後に大きな動きはなかった。その後、YouTubeチャンネルでは約3年間動きはなかった。

しかし今年5月、カン氏はふたりの才能ある友人と一緒にビジュアルノベル『Year of the Ladybug』を開発していることをYouTubeとXアカウントで明らかにした。

そこでは最初に構想していた大規模なゲームを作成はせず、モバイル向けのビジュアルノベルを開発中と明らかにした。またゲームは韓国語、英語のほか日本語にも対応しているようだ。

今回はビジュアルノベルとして生まれ変わった『Year of the Ladybug』の初めてティザートレーラーが公開された形となる。映像はモノクロで描かれた住宅の台所に盆栽が置かれたビジュアルが登場し、不気味な音楽と声が響くものとなっている。

またトレーラーの最後には「2024年秋」とアナウンスされており、秋に何らかの動きがあるようだ。

紆余曲折あったホラーゲームプロジェクト『Year of the Ladybug』。ビジュアルノベルとして新たに展開する同作に、注目してみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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