株式会社三栄は、9月5日(木)よりアートブック『寺沢武一の世界 ARTWORKS 1955-2023』を全国の書店にて発売中だ。
本著は、寺沢武一氏の手がけた漫画である『COBRA(コブラ)』、『BLACK KNIGHT バット』、『ゴクウ』、『鴉天狗カブト』、『武 TAKERU』といった作品群のイラストや原稿から厳選したものがオールカラーで100ページ収録されているアートブックだ。
収録されているものの中には、本著で初公開となるCGイラスト用の線画原稿や、寺沢武一氏が漫画家としてデビューした当時の未発表初期短編の習作、『コブラ』の未使用ネームや新作アイデアスケッチなども見られるファンにとっては必見の内容となっている。
寺沢武一氏は、1978年に週刊少年ジャンプ本誌において『コブラ』の連載を開始した。
『コブラ』は、うだつのあがらないサラリーマンであるジョンソンが口の悪いアンドロイドと暮らしていたシーンから始まる。ジョンソンは、脳に信号を送り理想のお題に沿った夢を見れるというトリップ・ムービーを体験し、自分が銀河を股にかける宇宙海賊コブラであることを思い出す。
記憶が蘇ったコブラは再び銀河へ、相棒のアーマロイド・レディと共に再び宇宙へ旅立つ鮮烈なシーンから物語がスタートする。
コブラは銀河中にいる“水蜜桃のような女たち”を魅了する人物で、自分の意志で弾道を操作する特殊な武器「サイコ・ガン」を左腕に持つ伝説の海賊だ。記憶を封じ込める前はロングヘアの美男子であったが、ジョンソンの顔に整形してからは垂れ目に丸い鼻、笑みを浮かべた口元に葉巻をくわえるスタイルとなった。
自在に弾道を操り、巧みにターゲットを倒すコブラだが、命中してもサイコ・ガンの軌道を逸らす、特殊偏光ガラスの肉体をもつ男「クリスタル・ボーイ」との激闘では苦戦を強いられた。
『寺沢武一の世界 ARTWORKS 1955-2023』は全国の書店や通販サイトにて発売中だ。本著が気になった方は、ぜひ三栄公式ウェブサイトやご利用の店舗・サイトをチェックしてみてほしい。
以下、プレスリリースの全文となっている。
没後1年。「コブラ」「BLACK KNIGHT バット」「ゴクウ」「鴉天狗カブト」「武 TAKERU」など寺沢武一の世界が今、蘇る!
株式会社三栄(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木 賢志)は、2024年9月5日(木)より『寺沢武一の世界 ARTWORKS 1955-2023』を発売しました。1978年にデビューした瞬間から唯一無二の存在としてマンガ界を駆け抜けた寺沢武一。
その魅力は日本を飛び越え、世界中に多くのファンを魅了しました。
残念ながらマンガでもアメリカン・コミックでも、バンドデシネでもない、寺沢武一でしか描けなかった世界は2023年9月8日に終わりを告げてしまいました。
本書は天才・寺沢武一の仕事を「コブラ」「BLACK KNIGHT バット」「ゴクウ」「鴉天狗カブト」「武 TAKERU」といったヒーローたちのイラストで振り返る1冊となります。
数々のカラーイラストや原稿から厳選した内容となっており、さらに初公開となるCGイラスト用の線画原稿やデビュー当時の未発表初期短編の習作、「コブラ」未使用ネームや新作アイデアスケッチなどは必見!
本書を通じて寺沢武一が生涯をかけて描いた作品を堪能していただければ幸いです。
「寺沢武一の世界 ART WORKS1955-2023」
発売日:2024年9月5日
定価:1650円(本体:1500円)
仕様:オールカラー100P/A4・平綴じ
ISBN:9784779650055
全国の書店にて発売
三栄公式ウェブ:https://shop.san-ei-corp.co.jp/shop/g/g505005
■株式会社三栄
三栄は70年以上の歴史の中で自動車、レース関連の雑誌を中心に刊行を続け、その活動のなかで蓄えられた様々なリソースや業界内外との多様なネットワーク、専門性の高い知識とアーカイブを武器に、スポーツ、ファッション、アウトドアなど様々なジャンルに裾野を広げてきました。
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