実験的で創造的なインディーゲームを発掘する「センス・オブ・ワンダーナイト2024」にて、大賞である「Audience Award Grand Prix」を『
Esophaguys』(エソファガイズ)が受賞した。
今年で17回目を迎える「センス・オブ・ワンダーナイト」は、“見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっと、自分の世界が何か変わるような感覚”=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こすようなゲームのアイデアを発掘することを目的とし、インディーゲーム開発者に作品をプレゼンテーションする機会を提供する企画である。
「センス・オブ・ワンダーナイト2024」では、過去最多である973タイトルの応募の中から審査を重ね、最終的に8作品のインディーゲームがファイナリストに選出される。会場では開発者自ら作品のプレゼンテーションを行い、いくつかの賞が決定される。
「Best Technological Game Award」「Best Arts Award」など6賞が授与され、各賞に500 USドルが与えられる。大賞「Audience Award Grand Prix」を受賞した開発者には、賞金3000 USドルが与えられる。
『エソファガイズ』は、首の長い老人たちを操作して遊ぶゲーム。最大4人で協力したり、対決したりと長い首を活かしたミニゲームを楽しめる。また、シングルプレイでも楽しめるコンテンツが用意されているとのこと。
対応プラットフォームは、PC(Steam、App)、Nintendo Switch、Xbox、PS4・5。なお、Steamでは体験版を配信中だ。
開発チームによるプレゼンテーションでは、ゲームの詳細やデザインの説明が行われた。
本作には特徴的な音声を使用しており、「口琴」という口で奏でる楽器や、3000以上の“人間の口の音”による面白い音の表現がされていた。
なお、金属製スプリング ジョイスティックを使用して、LED と双方向ミラー面を備えた 12 面体上の多次元の存在を制御するマルチプレイヤーアートゲーム作品『Hyper Wobbler』が、「Audience Award Semi-Grand Prix」「Best Technological Game Award」「Best Arts Award」「Best Experimental Game Award」と4つの賞を受賞したのも驚きだ。
本作は発売予定はなく、今後もイベントなどで展示がされていくとのこと。
ファイナリストに選ばれた8作品は以下のとおり。
『Esophaguys』
『HoooPizza』
『Last Standing』
『未解決事件は終わらせないといけないから』
『Let’s Build a Dungeon』
『CINEMA』
『Hyper Wobbler』
『ANLIFE: Motion-Learning Life Evolution』
※画像はすべて配信をキャプチャしたものです。