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『ゴジラ』『ガメラ』シリーズの怪獣造形のレジェンド・村瀬継蔵氏が逝去。89歳。特撮映画における着ぐるみ造形の基礎を築いた人物

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『ゴジラ』シリーズ、『ガメラ』シリーズなどの怪獣造形を手がけたことで知られる美術造形家の村瀬継蔵氏が非代償性肝硬変のため14日に死去した。89歳だった。

村瀬氏が会長を務めていた有限会社ツエニー公式Xアカウント(@20twenty_zokei)の発表をもとに、国内の複数のメディアが報じている。

村瀬継蔵氏は、1958年に東宝へ入社。造形助手として同年の『大怪獣バラン』に参加し、以後は1961年の『モスラ』、1962年の『キングコング対ゴジラ』、1963年の『マタンゴ』の造形助手など、東宝特撮黄金期の作品の数々を手掛けた。

東宝から独立後は、大映の『ガメラ』シリーズや『大魔神』シリーズ、テレビでは円谷プロダクションの『ウルトラマン』や、東映の『仮面ライダー』の造形を手がけるなど、特撮映画における着ぐるみ造形の基礎を築いた。

2020年には最初で最後の映画監督作品として映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』のクラウドファンディングを開始、2024年7月26日より劇場で公開している。

葬儀・告別式は近親者で行うとしている。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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