ゲームクリエイターの桜井政博氏は10月22日(火)、YouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」の最終回スペシャルを夜8時からプレミア配信で公開した。
今回の映像では「桜井政博のチャンネル作るには」と題して、桜井氏がYouTube活動を始めた経緯や制作の流れを紹介した。
映像は計13のカテゴリーに分けられており、桜井氏によると本チャンネルで公開された約260本の通常動画は、ほぼすべてが2021年10月から2022年4月にかけて発生した6ヶ月間のあいだに制作されたという。
- あいさつ
- 限られた機会
- ノウハウを残す
- 原稿
- 収録
- 制作準備
- 編集:HIKE
- 翻訳:ハチノヨン
- 更新と歩む生活
- 配信後の反応
- 制作費
- データ
- 最後に
また、映像内では約1ヶ月かけて30万字の規模で各動画の収録・翻訳などに用いる原稿をすべて書き上げていたことや、収録用の別宅で数本あるいは数十本の実写映像をまとめ撮りしていた収録作業、ゲーム制作の仕事を終わらせた後の夜間にチャンネル業務を進めていた生活とのバランス感覚など、番組制作に注がれていた常ならざる情熱が桜井氏自らの口から伝えられている。
加えて、チャンネルにおける大半の動画で「高評価99%後半」を記録した点やHIKE・ハチノヨンの制作への参与、約9000万円におよんだ製作費の内訳、そしてチャンネル収益が「0円」であったことなども明らかとなった。
一方、今回の映像では「某所からの依頼に基づき、“とあるゲームソフトの企画書”をマッハで書き上げた」ことも伝えられている。
桜井氏は本企画について2022年8月の時点で開発プロジェクトが始動していたことにも触れており、「まだ言えなくて申し訳ないのですが、もしちゃんと作れていればいずれ発表されることでしょう」と言及していた。
上記のほか、今回の映像では本記事で説明しきれない制作へのこだわりのほか、“超人”のなかにも人間らしさを感じさせる失敗のエピソード、愛猫・ふくらしへの愛を語る場面など、あらゆる側面から見た桜井氏の魅力が詰め込まれている。
映像の最後で、桜井氏は初回の映像を振り返りつつ「ゲーム制作者にはいつでもアクセスできる虎の巻として、プレイヤーにはよりゲームを深く知るための手引きとして、働く人には心得や考えかたなどの参考として、広く参照できることはあると思います」と言及。視聴者の経験に“ちょい足し”するものとして、まとめ動画や各映像を活用してほしいと締めくくった。
なお、動画の続きを作る予定は現状ないものの、将来的な可能性も含めてチャンネルは「柔軟に使いたい」としている。