ポーランドのゲーム開発スタジオ・Rebel Wolvesで開発されている新作オープンワールドアクションRPG『The Blood of Dawnwalker』について、同社のCPO【※】兼共同所有者であるTomasz Tinc氏は日本時間2月24日(月・祝)、「開発は順調に進んでいる」と進捗状況を報告した。
【※】CPO:最高出版責任者。Chief Publishing Officerの略。
また、本報告では、同社に戦略的投資を行っている中国・ネットイースの組織再編による影響がないことも伝えられた。EurogamerやVG247などの海外メディアが本トピックを報じている。
Rebel Wolvesは、『ウィッチャー3 ワイルドハント』のディレクターを務めた実績を持つKonrad Tomaszkiewicz氏らがCD Projekt Redを退職後、2022年に設立したスタジオだ。
同社が開発する『The Blood of Dawnwalker』では、黒死病と吸血鬼がはびこる14世紀ヨーロッパを舞台に、“ドーンウォーカー”と呼ばれる半吸血鬼となった主人公「コーエン」の物語が重大な選択とともに描かれる。
(画像は自由度の高いダークファンタジーRPG『The Blood of Dawnwalker』より)
今回の声明発表は、ネットイースの組織再編に関する報道がGame FileやBloombergなどの海外メディアから発されたことに起因しており、Eurogamerはレイオフ(一時解雇)や閉鎖、株式売却などの影響を受ける可能性があるスタジオのひとつとして、Rebel Wolvesの名前を挙げていた。
一方、Tinc氏は今回の声明で、2022年に発表されていたネットイースの戦略的投資が「少数の株式」である点に言及(参考:PR TIMES)。ファンへ向けて「ゲームの開発は順調に進んでおり、金銭的な問題も抱えていない」と伝えた。
また、制作資金はすでに全額出資されており、グローバルのパブリッシャー(販売元)であるバンダイナムコエンターテインメントとともに「Dawnwalkerサーガ第一章の実現に取り組んでいる」とコメントした。
上記のほか、株式についても「大部分はTomaszkiewicz氏をはじめとする共同所有者が保有しており、全員がRebel Wolvesに雇用されている」とも述べており、複数の証拠をもって影響がないことを改めて伝えている。
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(画像はCEO and Game Director – Rebel Wolvesより)