DESTINYbitが手がける新作ゲーム『NITRO GEN OMEGA』の体験版が、Steam上で配信開始された。
同作は人類が機械との戦争に敗北した後の時代で、無慈悲な機械によって蹂躙されてしまった世界を、大型ロボット&傭兵仲間と共に冒険していくというタクティカルRPGだ。
本作の最大の特徴はそのアニメ風ビジュアル表現の強さ。日本のロボットアニメにインスパイアされたという本作は、キャラクターやメカのデザインが日本人にとってかなり親しみ深いものになっている。
また戦闘やイベントなどが全て3Dアニメーションでアニメや映画のように進行していくというのも大きなポイント。まるでアニメの展開に自分が口をはさんでいるような感覚すら覚えるほどだ。

プレイヤーは大型ロボットを操る傭兵部隊の指揮官。パイロット全員が乗り込む飛行船を動かして世界を巡り、さまざまな依頼を受けて報酬を稼いでいくのがゲームの目的だ。依頼では地上を徘徊する敵対的なメカと戦闘が発生するので、それを4人のパイロットが操縦するメカを駆使して撃破するのだ。

パイロットたちは4人で1つのメカに乗り込み、それぞれ「ドライバー」(移動や回避)、「ガンナー」(射撃やミサイル)、「エンジニア」(弾の補充や冷却)、「オペレーター」(煙幕や敵の行動察知)という異なる役割を担っている。
戦闘は「作戦フェーズ」中にそれぞれの行動を事前に指示し、それを「実行フェーズ」で実際に動かすという流れになっている。回避や煙幕などのタイミングをうまく調整できれば敵の裏をかくこともできるなど、戦術的な思考が求められるシステムだ。また前述の通り、この「実行フェーズ」はまさにアニメのような演出で進められる。



アニメ的に演出されているのは戦闘シーンだけではなく、パイロットたちの日常生活が描かれる飛行船でのイベントなどもそうだ。飛行船では仲間たちにさまざまなアクティビティをやらせることが可能なほか、移動中にもイベントが発生する。その結果、各種のスキルが上がったり、キャラ同士の友好関係に変化が生じることもあるのだ。


本作のキャラクターはすべてランダム生成されたもので、見た目も個性もまったく異なっている。戦闘で負傷したキャラは最悪の場合死んでしまうこともあり、その場合はもちろん二度と使うことができなくなってしまうなど、シビアな要素もある。
現在配信中の体験版は、こうした依頼から戦闘までの一連のゲームプレイをしっかり体験できるものとなっている。アニメ的な演出のカッコ良さもさることながら、自分だけのパイロットクルーと共に過ごす冒険物語としても期待ができそうな作品となっている。