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ウクライナの『メトロ』シリーズの開発元、戦時下でも2つの新作に取り組みゲーム開発を継続すると意思表明。ウクライナでの実体験が次回作にも影響を及ぼす模様。シリーズは15周年を迎え、記念映像が公開

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3月16日(日)、『Metro(以下、メトロ)』シリーズを手がける4A Gamesは、公式ブログにてミサイル攻撃や空襲警報、テロが続いているウクライナの戦時下においても、出来る限り安全な状態で開発を進行中であることをコメントした。

4A Gamesは現在、2本の“AAAタイトル”の開発に注力中。ひとつは『メトロ』シリーズの最新作であり、もうひとつのタイトルは未発表の新規IPとなる。戦時下における開発者たちの実体験は、次回作にも影響を及ぼすようだ。

また、『メトロ』15周年を記念した映像が公式YouTubeチャンネルにて公開されている。

約20年前に設立された4A Gamesは、当時オンライン小説だったドミトリー・グルホフスキー氏の作品に触発されて、最初のタイトル『メトロ 2033』の制作を開始。現在もドミトリー氏とのパートナーシップは続いており、次回作のメトロにも関わっている。

公式ブログによると、ドミトリー氏は2022年にロシアがウクライナへ侵攻を始めた当初から侵略に反対していたロシア人の一人であったという。ドミトリー氏は収監判決を受けているが、4A Gamesはドミトリー氏との協力関係が続く限り、次回作の『メトロ』でも“重要なストーリー”を共に描くとコメントしている。

なお、4A Gamesは3月初頭にも開発メンバーの大半はウクライナ人であると説明しており、おもにキーウとスリーマのオフィス、リモートワーク、時にはウクライナの最前線からゲームを制作していると語っていた。現在は2つの国にスタジオを構えており、チームの大多数である約200名のうち150名がウクライナに在籍している。

4A Gamesは、戦時下においても『メトロ』シリーズの最新作と未発表の新規IPを開発中だ。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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