Avalanche Softwareが開発し、Warner Bros. Gamesが販売するゲーム『ホグワーツ・レガシー』について、2025年にリリース予定であった未発表のDLCがキャンセルされたとの報道があった。海外大手メディアBloombergが報じている。
記事によれば、『ホグワーツ・レガシー』の新たなストーリーを追加するDLCおよび本編とDLCが含まれた「完全版」のリリースが予定されていると過去の報道で伝えられていたが、今回それらがともにキャンセルとなったという。
『ホグワーツ・レガシー』はプレイヤーに高い評価を受けており、Steam版のレビューも記事執筆時点で約22万6800件中90%が好評と「非常に好評」のステータスを獲得している。そんな人気作であるが、追加DLCはキャンセルとなってしまった。
販売元のWarner Bros. Games(ワーナー ゲーム)は米エンターテインメント企業ワーナー・ブラザースのゲーム部門であるが、2025年現在、傘下のスタジオを閉鎖するなどして事業の見直しをはかっている。2月に『シャドウ・オブ・モルドール』などを手掛けた老舗スタジオMonolith Productionsが閉鎖されたことは大きなニュースとなっていた。Bloombergの記事によれば、今回のDLCのキャンセルも、そのような流れの中での判断であったという。
『ホグワーツ・レガシー』は2023年にリリースされたオープンワールド・アクションRPG。『ハリー・ポッター』に登場する世界を舞台としている。魔法学校「ホグワーツ」を舞台に、仲間を作り、邪悪な闇の魔法使いと戦い、魔法界の運命を左右しながら、ホグワーツでの生活を堪能できる。
本作は「2023年最も売れたゲーム」であると発表がなされており、米Varietyの報じるところによると2023年内に2200万本を売り上げていたという。また、同記事内では続編の計画にも言及されており、Warner Bros. DiscoveryのCFO(最高財務責任者)のGunnar Wiedenfels氏は「(ホグワーツ・レガシーの続編は)今後数年において、最も優先順位の高いものになるだろう」と語っていた。