起動すると、タイピングするたびに画面を叩く猫ちゃんを常駐させる無料ツール『Bongo cat』が人気を見せている。データ集積サイトSteamDBによると、最大同時接続者数が10万人を突破していることが確認できた。
本作は、PC(Steam)に向けて配信されている放置ツールのひとつだ。価格は無料であり、プレイヤーがクリックやキーの入力をするたびに画面の猫がバシバシと前足を動かし、数字がカウントされていく。

プレイヤーがタイピングをするたびに数字はポイントとして増え続け、一定時間が経過すると、ポイントを消費して宝箱を開けることができる。入手したアイテムは猫ちゃんの着せ替えに使用可能だ。
アイテムにはレア度が存在しており、コモンが90%、アンコモンが9.5%。レアから、ドロップ率が0.49%と大幅に下がり、エピックは0.01%、最高レアであるレジェンダリーに関しては50万分の1の可能性になっている。
4月1日(火)には累計プレイヤー数が50万人を突破したことをMarcel Zurawkaが発表しており、4月22日(火)までエイプリルフール専用アイテムが20個限定でドロップするイベントも開催中となっている。

なお、「Bongo cat」は2018年5月にX(旧Twitter)のユーザーであるStrayRogue氏が作成したアニメのGIFが元になっており、DitzyFlama氏が音楽に合わせて猫がボンゴ叩くGIFアニメを公開したところから広まった。その後、さまざまな改変アニメが作られたネットミームとしてユーザーに知られている。
YouTubeでは、「Bongo cat」の名を冠してさまざまな名曲をカバーし「猫風」のボーカルをあてる映像を投稿する専用のスタジオも作られるほどの人気を見せる。

『Bongo cat』はPC(Steam)に向けて無料で配信中だ。