5月15日(木)、Netflixの公式SNSは、スタジオジブリによるアニメーション映画『火垂るの墓』を7月15日(火)にNetflixにて独占配信することを発表。スタジオジブリの映像作品が映像配信サービスで国内配信されるのは、これが初となる。
本作は、1988年に公開された映画だ。昨年より海外での配信が先行されており、この度、国内での配信が決定した運びだ。
スタジオジブリによるアニメーション映画『火垂るの墓』
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) May 14, 2025
7月15日よりNetflixにて独占配信が決定!
1988年の公開以降、国内外から多くの関心を集めてきた不朽の名作が、この夏ついに日本のNetflixへ。
戦災孤児の兄妹が生きた
忘れることができない夏を、もう一度#火垂るの墓 pic.twitter.com/ibiqAb8GsQ
『火垂るの墓』は、終戦に近い神戸が連日B29の空襲に見舞われていたシーンから始まる。おさない兄弟である清太と節子は、母と離れ離れになってしまう。やっとの思いで避難所にかけつける兄弟だったが、母は息絶えてしまうのであった。
ふたりは遠縁にあたる親戚のもとへ身を寄せるも、学校にも行かず防火訓練にも参加しないふたりに対して不満をぶつけるようになる。ふたりは叔母の家での居心地の悪さを感じ、屈辱的な扱いに耐えかねた。清太は節子を連れて家を出ることを決意し、防空壕跡に住み始める。
ふたりは川でとれるタニシやフナをとる貧しい生活を送り、瓶にホタルを入れて灯りとしていた。しかし、やがて食料も底をつき、清太はついに畑泥棒を行い袋叩きにあってしまう。節子は栄養失調のためにどんどん痩せていき、医者に見せても「薬では治らない。滋養をつけなさい」と言われただけであった。その後、昭和20年の夏に終戦を迎えるも、節子は食べ物を口にする力すら失っていた。
『火垂るの墓』は7月15日(火)にNetflixにて独占配信される予定だ。