「デート」をテーマにした2人用のオンライン対戦ゲーム『Pick Me Pick Me』の早期アクセスバージョンがPC(Steam)に向けて5月29日に発売される。字幕とインターフェイスは日本語にも対応する。
本作は、AIが搭載されたキャラクターと会話し、対戦相手と競い合って対象のキャラクターを口説き落とすという独特な特徴を持つ対戦ゲームだ。各プレイヤーは独自のファッションセンスを披露し、それぞれ効果を持つカードを使用して対象キャラを口説きおとすことを目指す。
早期アクセス版は約6カ月ほど継続し、ユーザーのニーズに合わせてアップデートを重ねる予定。正式版では新たな種類のAIキャラや、服・アクセサリーの追加、プレイヤーの好みでキャラクターをデザインできる「ワークショップ」機能が導入される。
早期アクセス版の時点で20対のAIキャラとデートバトルが可能で、図書館、バー、キャンプ、レストランなどの多彩なデートシーンを体験可能。読心術や会話の割り込み、文言の逆転などのスキルカードを組み合わせ、対戦が可能だ。

本作に登場するキャラクターにはそれぞれ独自の個性や情熱、夢、「許せない禁忌」が存在しており、シーンに合わせて反応を示す。各ラウンドのゲーム内キャラはランダムに割り当てられるため、各キャラ設定を深く理解することで口説き落とすための判断材料が増え、有利となる。
プレイヤーの文脈に合わせた会話を生成し、各キャラクターはプレイヤーの行動に基づいてリアルタイムに反応する。対戦相手がポイントの高そうな会話を繰り出してきた場合にすかさず反撃して主導権を握ることが勝利するためのコツのようだ。

また、本作には自身の操作するキャラの強化や相手の能力を弱める「スキルカード」が4種存在する。赤色のカードは相手の能力を弱める効果を持ち、緑色のカードは自分にシールドなどの増強効果を付与。青色のカードは相手の行動を妨害し、紫色のカードは環境や背景に関連するイベントを発生させる。
これらのカードは相手のデートの流れを乱すために使用できるが、時には逆効果になることもあるため使いどころを見極める必要があるようだ。
(画像は『Pick Me Pick Me』のSteamストアページより)
さらに、本作は多言語プレイに対応しており、プレイヤー同士が異なる言語を話す場合でも対戦が可能。一人が購入するともう1つを無料で獲得できる仕様で、追加で対戦相手を招待することもできる。ただし、この無料キーは一度しか使用できないため、注意が必要だ。
なお、Steamストアページによると本作はコスト面の問題を解決するためトークンシステムが採用されており、各プレイヤーがゲームを行うためにトークンを消費する仕様。初期トークンでプレイできる時間は約30時間から40時間を想定しているが、さらに長時間遊び続ける場合には、プレイヤーは追加でトークンを購入する必要があることが明示されている。
Optillusionの手がける『Pick Me Pick Me』の早期アクセス版は5月29日にPC(Steam)に向けて発売される予定。今後、Android版とiOS版もリリースされる予定となっている。