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凶作と戦争に苦しむ中国・明朝末期を描いたダークビジュアルノベル『飢えた子羊』のNintendo Switch版が再リリース。年齢レーティング方式を“IARC”から“CERO”に変更、「17歳以上」として再び展開へ

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パブリッシャー(販売元)の2P Gamesは、中国・明朝末期を舞台にしたダークビジュアルノベル『飢えた子羊』について、CEROレーティング【※】の獲得にともなうNintendo Switch版の再配信を開始した。

【※】CEROレーティング:コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)の審査を経て決定されるゲームプレイの年齢基準

本作については、国際年齢評価連合(IARC)による“IARCレーティング”が「18+(18歳以上)」に引き上げられた関係で販売停止となり、再配信に向けてCEROレーティングでの審査手続きが進められていた。

2024年にPC(Steam)向けタイトルとして登場した『飢えた子羊』は、凶作と戦争、疫病に苛まれた明朝末期で生き延びようとする人々の姿を描いたビジュアルノベルだ。

作中では、人身売買や復讐、人肉食などの暗く重い要素が登場し、四人の少女を運ぶ盗賊の視点から、重い選択を幾度となく迫られることになる。

人身売買や復讐、人肉食などの要素が登場し、ときに重い選択を迫られる作品。年齢レーティング方式を“IARC”から“CERO”に変更_001
(画像はSteam『飢えた子羊』より)
人身売買や復讐、人肉食などの要素が登場し、ときに重い選択を迫られる作品。年齢レーティング方式を“IARC”から“CERO”に変更_002
(画像はSteam『飢えた子羊』より)
人身売買や復讐、人肉食などの要素が登場し、ときに重い選択を迫られる作品。年齢レーティング方式を“IARC”から“CERO”に変更_003
(画像はSteam『飢えた子羊』より)

Steam版には執筆時点で4.3万件を超えるレビューが投稿されており、うち96%のユーザーから支持を得て「圧倒的に好評」のスコアを獲得している。

また、2024年10月には日本語ボイスを実装し、声優の釘宮理恵さんがメインキャラクターである少女のひとり「穗」を演じることでも話題となった。

Nintendo Switch版は2025年3月にリリース後、1週間を迎えず年齢レーティングの変更にともなう問題で配信停止となっていたが、この度「CERO D(17歳以上)」レーティングでの再配信が決まったようだ。

再配信にあたって、開発元・Zerocreation GameのプロデューサーであるJi Ling氏はコメントで、配信再開の喜びを伝えるとともに「先行きが不透明だったこの数か月間、辛抱強く待ち続け、サポートしてくれた皆さんに本当に感謝しています。皆さんからの応援と愛は、私たちにとって本当に励みになりました。」とファンへの感謝を伝えている。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています


明朝末期を舞台としたノベルゲーム『飢えた子羊』が、My Nintendo Storeに再登場

人身売買や復讐、人肉食などの要素が登場し、ときに重い選択を迫られる作品。年齢レーティング方式を“IARC”から“CERO”に変更_004

2025年3月に一時的にストアから削除されていた本作が、CEROレーティングを獲得し再び購入可能に

2P GamesとZerocreation Gameは、『飢えた子羊』がCEROレーティングを獲得し、本日、My Nintendo Storeにて日本向けに再度発売したことを発表しました。

トレーラーはこちら:
https://youtu.be/FhXOcM3DAtk

My Nintendo Storeページ:
https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000089975

本作は、CEROのレーティングが未確定であったため、2025年3月に一時的にストアから削除されておりましたが、約3ヵ月に渡る確認および調整の結果、17歳以上を対象とする「CERO D」区分を正式に獲得いたしました。

今回の出来事は、本作が歩んできた輝かしい軌跡の新たな節目となりました。Steam版とNintendo Switch版で世界累計販売本数は100万本を突破しており、その一風変わったストーリーと強烈なテーマで多くのプレイヤーの心を動かしてまいりました。

Zerocreation GameのプロデューサーJi Ling氏は、次のようにコメントしています。
「ついに日本の皆さんに『飢えた子羊』をNintendo Switchで遊んでいただけることを、大変嬉しく思います。長らくお待たせしてしまいましたが、この物語を皆さんに楽しんでいただけることを願っています。先行きが不透明だったこの数か月間、辛抱強く待ち続け、サポートしてくれた皆さんに本当に感謝しています。皆さんからの応援と愛は、私たちにとって本当に励みになりました。」

『飢えた子羊』は、道徳の限界を問うダークなビジュアルノベルです。飢饉と戦争、そして疫病に苛まれた、明王朝衰退の時代を生きた人々の姿を大胆に描いた本作は、史実に基づく描写の緻密さとその過酷なテーマで、プレイヤーの感情を揺さぶり、高く評価されました。2P GamesとZerocreation Gameは、本作の強烈な物語を日本のプレイヤーの皆さんに再びお届けできることを嬉しく思っています。

■ Zerocreation Gameについて

Zerocreation Gameは上海に拠点を置くゲーム開発スタジオです。これまでに、非常に高い評価を受けた『葬花·暗黑桃花源』をリリースしており、『飢えた子羊』ではさらにハイレベルな物語をプレイヤーの皆様へお届けすることを目指しています。

■ゲーム情報

タイトル飢えた子羊
ストアページhttps://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000089975
ジャンルビジュアルノベル / アドベンチャー / RPG
プラットフォームNintendo Switch™ / steam
対応言語日本語 / 英語 / 中国語(簡体字) / 中国語(繁体字)
上記に加え、以下はsteam版のみ対応:
フランス語 / イタリア語 / ウクライナ語 / ロシア語
デベロッパー零创游戏 (ZerocreationGame)
パブリッシャー零创游戏 (ZerocreationGame), 2P Games

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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