株式会社ドワンゴは6月21日、同社が運営する動画コミュニティサービス「ニコニコ動画」にて、「ゲームさんぽ」がより深く楽しめるコンテンツ「ぽ講」の第7回として「《橋の良さみ入門 #02》 橋と物理的環境/社会的環境の話|ぽ講007」を公開した。
第7回では、前回と同じくゲストに“橋大好き先生”こと、千葉工業大学教授の八馬智氏が出演。「橋の良さみ」として、橋のかたちを決める要因を細かく解説している。なお本映像は株式会社よそ見による協力のもと、ニコニコプレミアム会員限定動画として公開される。
「ゲームさんぽ」は、さまざまな分野に精通する専門家の目線でゲームを分析する動画シリーズ。専門家とゲームを遊ぶ中で、専門家独自の視点や世界の見え方、知識などが楽しめる人気企画だ。追加コンテンツである「ぽ講」は、「ゲームさんぽ」に出演者したゲスト陣の専門分野について、いつも以上に深く話を伺うトーク番組となっている。
今回の「ぽ講」では、前回と同じく『The Crew 2』回や『マイクラ』回でおなじみの、千葉工業大学教授の八馬智氏が出演。橋の形を決める要因、つまり“橋は何と戦っているのか”を「構造的要因」、「環境的要因」、「社会的要因」の3つの軸から解説する。
具体例として、前回の講義でも取り上げられた熊本県にある「新阿蘇大橋」を用いている。この橋を建設するにあたって存在した「畦道」や「送電線」そして「川」といった環境的な要因をクリアしながら、橋の形は決まっていくようだ。
(画像は「《橋の良さみ入門 #02》 橋と物理的環境/社会的環境の話|ぽ講007」より)
また例題として、レインボーブリッジの芝浦側に存在する「芝浦ループ橋」「東京ゲートブリッジ」「石巻の橋」の3つの橋を紹介している。3つの橋ともに、さまざまな環境や条件をクリアした結果の形になっているという。



続けて八馬氏は、押さえておきたい橋の特性とともに「橋に限らず、土木の風景を読み解くと、との土地の事情が見えてくる」とも紹介している。