Blender Studioは7月11日、Steamにて『DOGWALK』を無料でリリースした。記事執筆時点ですでに178件のレビューを集めて「非常に好評」と、人気を集めている様子だ。
本作は大きな犬を操作し、飼い主の少年と一緒に冬の森を探索するカジュアルな短編ゲーム。小規模なオープンワールドにはキャンプ場や森の小道、のどかな小川に凍った池などのロケーションが用意されており、自由に歩き回ることができる。ストアページによれば、雪だるまを飾り付けるため、あたりに隠されたアイテムを探すのが目的のようだ。
先述の通り、プレイヤーが操作するのは少年ではなく、その飼い犬の方である。ゲーム中では飼い主を先導する形で引っ張りまわし、必要なアイテムを見つけたら吠えて知らせる。犬よりも小柄な少年は、あまり勢いよく走り過ぎると転んだり、引きずられてしまったりもする。一方でちょっとした芸をしたり、顔を舐めたりと「良い子」にすることも可能である。

また、ペーパークラフトで作られたモデルをスキャンして再現したというグラフィック面も特徴のひとつ。あたりに生えた草にぶつかると倒れたり、鳥に近づけば飛び立ったりと、プレイヤーのアクションに応じて周囲の環境が細かに反応する。もちろん、主人公の犬も優しそうな表情とモコモコの毛で愛嬌たっぷりに表現されていると言えるだろう。
先述の通りSteamでは「非常に好評」の評価を獲得しており、「居心地の良い散歩のような雰囲気」、「犬をもっと散歩させなければと思わせてくれる」などレビューの声が寄せられている。なお日本語には対応していないものの、メニューや設定の簡単な英語の意味さえ読み取れれば、プレイには支障がなさそうだった。

『DOGWALK』はPC(Steam)向けに無料で配信中。サポーターパックは580円のDLCとして販売されている。